すっかり習慣化したようで、最初の頃は『スッゲーめんどうくさい』だったものが、『ちょっとめんどうくさい』程度になってきた。
しかも実は、ちょっと嬉しい。
ほんとのこと言うと、かなり嬉しい。
だって臭いんだもん。
いっちゃんもかつて、理由は分からないけれどトイレ以外のところでおしっこしたことがあって、と~っても臭かった。
まだ父と住んでいた頃で、父に「いちのおおしょんべんは臭い」なんて言われるくらい。
それがたぶん、バカカイヌシのワタシは気が付かなかったが、だんだん臭わなくなっていったのだと思う。
いっちゃんが19歳になって慢性腎不全が発覚してからのおしっこは、色もにおいもなくて水のようだった。
体調が思わしくないときには寝たまましていたけれど、濡れたタオルには色もついていないし、ぜんぜん臭くもなかった。
らくのおしっこは、とっても臭い。
らくの腎臓は、ちゃんと働いている。
玄関でするようになる前は猫トイレを使っていて、猫砂というのは優秀なもので、おしっこのにおいなどほとんどわからない。
けれど、玄関ですると、本来のにおいが確認できる。
スゲーくさい!
らくの腎臓、ありがとう!
玄関掃除をしながら、むはーっむはーっとにおいを吸い込み、ヘラヘラニヤニヤくさいを堪能するのがくせになったよ。