「おかえり!ネコカン、おかえり!ネコカン、はやくはやくー!!」
くりくりには、らくがご飯の催促をしてもあげなくてもいいと厳命してある。
たいていは、らくのしつこさに負けてあげてしまうのだが、今日はくりくりも頑張ったらしい。
ってことで、ワタシが帰宅したときには山猫ご膳のお茶碗は空っぽで、らくのお腹も空っぽのようだった。
缶詰を開けると、らくさん、爆食。
その姿を眺めながら、くりくりが愚痴をこぼす。
ワタシが帰宅するまで、もうらくがうるさくてうるさくてタマランかったそうだ。
何度も何度も山猫ご膳の前に行っては空っぽのお茶碗をじっと見つめ、くりくりのところにきてひとしきり「みょんみょんみょーん!!」と騒ぎ、くりくりが無視していると山猫ご膳に戻ってやたらと水を飲み、またお茶碗をじっと見つめ、くりくりのところに行き、やたらと水を飲み・・・
と繰り返していたそうで、くりくりは気持ちがぜんぜん休まらなかったという。
らくさん、いくら騒いでもご飯が出てこないので、お水を飲んで空腹をごまかしていたらしい。
それは・・・それは・・・
か、かわいそうだ~。
猫も水を飲んで空腹をしのぐってあるんだな。
お腹がすきすぎると気持ち悪くなっちゃうのかもしれん。
でもお水ばっかり飲んでても気持ち悪くなりそうだ。
あああ、らくや。
カワイソだったね。
とカイヌシ、思わず涙が零れそうになったが、ちょっと待て。
お昼に出かけるときに、カリカリは充分に入れておいた。
帰宅が少し遅くなったとはいえ、まだ10時。
そんな「いまにもウエジニしそうです」ってほど、食べてなくないでしょう?
つか、食べすぎだって!
でもまあ、水で誤魔化すほど空腹だったのはやっぱカワイソだね(半笑い)。
らくは以前は、ご飯の催促をしない猫だったのに、今年になってからやたらと「ごはんーごはんー」と騒ぐようになった。
好きなだけ食べさせてやりたいが、らく、太るんだもん。
どうしよう?