風に吹かれて、気持ち良さそうな農園主。
そろそろ屋上農園の見回りが忙しくなる季節ですね。
アップ♪
らくの顔を見ていると、しみじみと綺麗だなあと思う。
顔の造作の話ではなくて、毛並みの色艶とか、目の輝きとか、どこもかしこもツヤツヤピカピカ。
健康と若さが具現化したかのよう。
命って綺麗だなあと思う。
こんなふうに溢れんばかりの健康美(実際に腹肉は溢れているワケだが)でピカピカのラクシュミーも、もう6歳。
早い、早すぎる。
時の経つのが早すぎて信じられないが、らくもシニアの一歩手前。
外見はピカピカでも、身体の内部では老化とかあれこれ何かしらの変化が起こっているのかもしれない。
年齢を重ねるに連れて、ちょっとずつちょっとずつ、毛並みの質感も変わっていくのだろう。
体つきや運動能力、顔つきにも、目の輝きにも、だんだんと変化が現れてくるのだろう。
ワタシは、いっちゃんはいつまでも可愛くて不老不死の王様だと思っていたので、じわじわと現れていたはずの変化をウカウカと見逃していた。
年をとったなあと感じたときには、いっちゃんはもう19歳だった。
らくもいつか、ピカピカのコートがパサパサになって、キラキラのびっくり顔がおじいちゃんの渋いびっくり顔になったりするんだろうな。
それもカワイイな。
なんでもいいよ、らくが名前の通りに、楽ちんで楽しい猫生を送ってくれれば。
ウカウカとありとあらゆることを見逃してしまうカイヌシでも、いっちゃんが生涯をかけて教育してくれたおかげで、少しはマシなカイヌシとなって、年をとっていくラクシュミーのサポートとかできたらいいな・・・
と思っているのだが、よく考えたら、らくが年寄りになるよりも先にカイヌシが先にヨボヨボではないか?という疑惑もあるな。
そしたら、らくに世話してもらおう。
いヤー
しないー。むりー。
そ、そうだね。
だってネコだもんね。
・・・つか、らくだもんなあ。
しないよなあ。