ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

らくさんが、5cmほど開いた引き戸の前でじーっとしている。
どうやら外に出たいらしい。

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で、ワタシが座っている椅子の周りをぐるりと一周して

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らくや。
上下に動かしても開かないよ。
左右に、できれば右に力を入れて動かすのだ！


というカイヌシの激励をよそに、らくはすぐに手を引っ込めて

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またワタシの周りを一周して

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らくや。
おててを横に動かしてごらん！
カイヌシの心の叫びをよそに、らくさん、
「もういいみょん」
という態度で、カイヌシの足元に寝そべってしまった。


それでいいの？
外に何か用事があったんじゃないの？
トイレとかご飯とか。
仕方がないので、カイヌシが戸を開けてやると

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なんでかなー。
ぴったり閉まっている戸は、両手を突いてグイグイ押して開けたのに。
すき間があると開けられないの？
普通は逆じゃない？


という疑問はあるけど、とりあえずイエヤマネコの知能指数は・・・
えーと・・・


なんでもいいじゃん！！
元気なら！！！


という結果が出ました。
らくや。
良かったね♪

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らくのすぐ後ろにあるのは、ヘリオフィラという花の鉢。
これが猫草を肉厚にしたような、ツンツンした葉っぱで、隙あらばイエヤマネコが齧ろうとする。
屋上よりも目が届きやすいベランダに置き、らくが齧ろうとするたびにワタシの腕でガードをして、何とかしのいでいるところ。


らくさん、鉢に近づくたびにワタシに邪魔されるせいか、今日は鉢に寄りかかって毛づくろいなんかして、葉っぱに興味がなさげなそぶり。

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ところがワタシが部屋の中にモノを取りにいき、ベランダに戻ったら。
らくさん、大口を開けて、今まさに葉っぱに食いつこうとしているところ。
小声で「らく」と呼んだら、いきなり


『ビョーン！！！』


と後方に弾け飛んだのち、ものすごい勢いでゴロンゴロンゴロンゴロンと転げまわるイエヤマネコ。

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ねえらくや。
それって誤魔化してるでしょ？
葉っぱを齧っちゃいけないって知ってるのに齧ろうとしたところを見つかって、焦ってゴロンゴロンと全力で転がってるのよね？


わはは。わはははは～。
ネコってほんと面白いな。


面白かったけど、ネコ、花、双方の安全のため、ワイヤーネットで鉢をスッポリ囲んだよ。

久しぶりに朝から雨で、らくはサンラメラの前で眠りっぱなし。
お昼頃にご飯を食べに降りたけど、またすぐに2階に戻ってしまい、ずっと夜まで眠っていた。
『寒くて動きたくない＋雨でテンションが低い』の組み合わせは、食事量を減らすには最適のよう。
なら、冬は寒くて曇天ばかりの場所、たとえばロンドンとかダブリンとかベルリンとかで暮らしたら、一気にダイエットできるかも。
でもそういう天気、ワタシがヤダな。


寝っぱなしといえば、先日、コタツに手を突っ込んで中で眠っていたイエヤマネコの頭を撫でときのこと。
らくのほっぺの下あたりのカーペットが、ちょっと濡れて冷たくなっていた。
なにコレ？と言ったら、くりくりが、
「らくの、よだれ」と。


くりくりによると、らくは寝ているときに涎を垂らし、床に涎が溜まって濡れてしまい、そこに顔が触ってびっくりして目を覚ました瞬間を目撃したそうだ。
ワタシは見たことないけど、らくは年がら年中、口をあけて寝ているので、涎が垂れてもおかしくないな。


でも、自分の垂らした涎にびっくりして起きる猫って・・・。
それって、ふつう？
つか、口、開けすぎじゃないの？
いっちゃんも、ごくたま～に、薄目を開いて寝ていたことはあるけど、口を開けたまま寝ていた姿は記憶にない。
↓らくは、たまにどころか、2回に1回は口を開いて寝ているけど。

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↓口と一緒に、薄目を開いていることも。

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眠っていてるんですよ、この顔で。
↓ほらね

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↓起きているときも、よく口が開きっぱなしになってるし

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これはベロが出ちゃってるけど、たいていはベロなしで、このくらい開いていることが多い。
以前はこんなに口を開けっぱなしにしてなかったのに、おそらく1年くらい前から、こんなんなった。
なんでだろう。


らくが開いているのは、目と口だけじゃなくて。
↓大得意の、アンヨぱっかーん

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↓珍しく揃っているときには、片手伸ばし

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↓お座りしているときですら、手は開いてて、しっぽをどっかにブン投げている

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↓いっちゃんは、きれいに手もアンヨも揃えて、しっぽをきちんと身体に巻きつける

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↓1歳の茶々だって、きちんと座る

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↓美帆ちゃんちの銀色ちぃちゃん。
しっぽは確認できないけど、少なくても手は揃ってる。

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らくだけ、いろいろなところが開きっぱなし。
いろいろとユルい子なんだな。


↓でもね、ちぃちゃんだって。寝そべると広がるよ。

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↓眠ると目も口も開いてることが

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↓マニアが喜びそうな寝顔

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銀色ちぃちゃんも、けっこうユルい子ということで。


らくや、仲間がいてよかったね。

去年の12月に購入して、らくに拒否された冬用あったかローズ色のブランケット。
上に今までと同じバスタオルを敷いておけば乗ってくれるので、少しずつバスタオルをずらしローズ色を出していって、慣れてもらう作戦。


今現在は

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水色バスタオル半分、ローズ色半分のところまできた。
ここまでに、1ヶ月以上かかってる。
春になるのが先か、あったかブランケットに慣れるのが先か。
微妙だなー。

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カイヌシの労働トライアスロンが、今日で終了。
今回は長かった～。
くりくりは昨日から休みになっているので、イエヤマネコのお留守番も、年内は終了。

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らくや。
今年も1年、お留守番をありがとう。
これからお正月が終わるまで、一人になることはないからね♪と話しかけていたら、くりくりが
「らくはご飯さえあればカイヌシが居ても居なくても、どっちでも同じだよー。」と。


そ、そうかもしれん。
カイヌシが居ても別に、膝に乗ってくるとか、甘えてそばに来るとか、一切ないからな。
でも誰か居ればいつでも窓を開けてあげられるし、屋上やベランダだってパトロールできる。
カイヌシもちょっとは役に立つし便利でしょ？
だからお留守番のときとまったく同じってことはないでしょ？


そうイエヤマネコに訴えながら、カイヌシの存在の意義ってそういうこと？という疑問が・・・。
らくはお腹がすいていなければ出迎えもしてくれないどころか寝てて起きてもこないし、起きてきても猫缶をもらったらあとはカイヌシのことは見もしない。
イエヤマネコに、給食のおばさん扱いをされているワタクシ。


しかし、らくや。
カイヌシが居ても居なくても寝てるか食べているかで行動は同じだけど、それでもカイヌシが居るとなんだか安心とか気持ちが落ち着くとか、何かそういう精神的なもの、少しは何かあるでしょー？

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