この臭気は、紛うことなく猫のうんこちゃん。
放置できないので居場所を捜したが、見つからず。
くりくりに事態を説明し、ブツの発見を命じたら、ツッカケを履いて外に出て行って、「分かった」と言いながら3分で戻ってきた。
くりくりに誘導されてワタシも再び外に。
すると、ぎゃおす長屋の出窓側の塀(フェンス)の外側、つまり、長屋の敷地内すき間地面ではなくて、外の私道にあったというわけ。
出窓とフェンスの距離は、約50cm足らずしかない。
そのフェンスに沿って、私道を挟んだお隣さんのKさんが世話をしている鉢植えの植物たちが置いてある。
中には鉢をブチ破ってアスファルトに地植え状態になっているものもあって、こぼれた土とか枯れ草とかが渾然一体となりナチュラルに堆積している。
そこに、ずらりとおおよそ10個ほどのうんこちゃんが、きちんと横一列に並んでいた。
マンガか?
・・・と思った。
丸出しのままの横に整列したうんこちゃんって。
幸いにも表面は乾燥しているようなので、土に絡めながら除去。
すると、向かいのアパートの通路から、作業をじっと見ている白三毛ちゃんが。
キミのかい?
と訊いたら、プイッと向こうへ行ってしまった。
ニンゲンはすき間地面に出るまで分からなかったが、らくは気がついていたと思う。
フェンスの外側とはいえ、出窓のすぐ前だもんね。
自宅警備員のイエヤマネコがニオイに気がつかないわけはない。
らくがおしっこで結界を張るのも無理はない。
敷地の外だから厳密にはらくの縄張りではないんだが。
ニオイは越境してくるもんなあ。