山猫ご膳を見てみると、朝ご飯のカリカリがまだ5粒、お茶碗に残っているではないですか。
らくや。
この5粒を食べてしまったら、新しいご飯を出しましょう。
残っているうちはダメ。
そう言い置いて、ワタシだけ2階へ。
3分後、みょんみょんみょんみょん鳴きながらイエヤマネコも2階にやってきて、足にガブガブ噛み付くものだから、イエヤマネコに先導されて再び1階へ。
らくさん、山猫ご膳の前に正座して、ワタシの顔を見上げながら、ひときわ大きい声で
「みょおおおおお~ん!!」。
お茶碗をに目を落とすと、中身は空っぽ。
残っていた5粒を食べたらしい。
晩ご飯の時間にはまだ随分と早かったけれど、さっき「残りの5粒を食べちゃったら新しいご飯を出す。」と約束してしまったので、いたしかたない。
こうしてらくはまんまと、オプションご飯をゲットした。
らくは普段は、「ニホンゴ、ワッカリマセーン」って顔をして好き放題しているくせに、都合の良いときだけしっかり理解している節がある。
もしかしたら天才なのかもしれない。
その語学の才能を、少しでも逆の方向=減量にまわしてくれないものか。