税関では履きましょう

暑い。


カイヌシ、朝から暑さにぐったりで、限りなく水に近いぬるま湯を浴びて、ペラペラの薄い木綿のキャミソール型ワンピースを1枚だけペロっと着て、終了。
パンツを履かないと涼しいなー。
ミニスカートじゃないから、履いてなくても平気だ。
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らくさんは1年中ノーパンですね

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毛だらけだけど

家の中だけじゃなく、かつてはノーパンで国境を越えたことがあったな。
インドのトリヴァンドラムから飛行機に乗って、モルディブまで行ったときにも、インドで買ったペラペラのワンピース(ロング丈)一枚しか着ていなかった。
なんでそんなことを憶えているのかというと、モルディブの空港の税関で2時間も足止めされたという暗い過去があるからで。


他の旅客のみなさんがスイスイとほとんど素通りで外に出て行く横で、ボディチェックされ荷物を全部広げられ、ピアスまではずして見せろと言われたワシ。
ピアスは5つ付いているので、はずすのは少々メンドウだが、まあいいよ。
荷物はほとんどインドに置いてきたから、小さい手荷物1個だけ(水着と着替えが少しと洗面道具くらい)で、開けられてもすぐ仕舞えるから、それもよい。
が、ボディチェックは少々困った。
女性の係員がやってきて、身体中をペタペタペタペタ触るのだが、なにしろワタクシ、ペラペラのワンピース1枚でパンツを履いてない。
服の上からでもペタペタ触られたら、すぐにそれが分かってしまうわけで。


で、案の定、「なんでこんなおかしなカッコウなんだ。」と訊かれ、正直に「暑いから~」とヘラヘラ答えていたら「そんな日本人はいない!」とか怒りだす税関の兄ちゃん。
何しにモルディブに来たんだ?とか、持っているものを出せとか訳の分からんことをネチネチと言われ、いいかげんヤになってきてキレてみようかしらワタシ?とかもチラと思ったが、税関でキレてもいいことはないだろうなと考え直して、「ダイビングとかあー。遊びに来ただけですー(←本当のこと)。」と繰り返していたワシ。


結局は2時間後に解放されて外に出られて、インドで予約したリゾートの船は待っててくれたから移動もできて問題なかったのだが、モルディブの税関はトラウマになった。
くそう。
リゾートに到着してからスタッフの兄ちゃんに愚痴ったら、持ち込んではいかんものを持っていると疑われたねー、と。
それは分かっていたけど、おかしいだろー!
もし仮に、持ち込んだらいかんものを持っていたとしたら、パンツはくよオレ!


つか、そういうことをする人って逆に、南国なのに革ジャン着てたりブーツ履いてたり、妙にたくさん着ているもんじゃないの?
隠すためにさ。
そういうイメージがあるんだけどな。


でもまあとりあえず、国境を越えるときにはパンツをはこうと、モルディブの海に誓ったワタクシだった。
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モルディブの海

夏休みに海外旅行をされる皆様も、うっかりノーパンで税関を通らないようにお気をつけください。


ちなみに帰路、モルディブからインドに戻ったときには、ちゃんとパンツをはいていたにも関わらず飛行機のオーバーブッキングという憂き目にあった。
自腹でたしか20US$くらい追加で払って、ビジネスクラスに乗ったのだった。
なんだかなあ。
モルディブ、海は美しかったけどなあ。

— posted by hipi at 11:41 pm  

出窓のイベント開催中

昨夜のカエル騒動に引き続き、今日も深夜のイベント開催中の、ぎゃおす長屋。
ギャーとかシャーとかいう叫び声を交えながら、ドカドカドドドという足音が、1階の出窓の上を行ったり来たりしている。
うちの出窓の上で、どなたかが派手に暴れているらしい。

ニンゲンにとってもうるさいが、なにしろラクシュミーが落ち着かないので、様子を見に外に出た。
ぎゃおす長屋の西側は3軒分の出窓が横に並んでいるのだが、うちの窓の上だけじゃなく、3軒の出窓をフル活用して端から端まで走りながら、2匹のネコが揉めている。
お引取り願いたいが、なにしろ窓の上なので(ほぼ1階の屋根の高さ)、手が届かない。
どうしようかなあと思いつつ近寄っていったら、それだけでパっと地面に飛んで、どこかへ逃げていったネコたち。

そのときに見えたのだが、追いかけられていたのは、またまた三毛ちゃんだった。
ああもう、あのコはどうしてこうもしょっちゅう、いじめられているんだろう。
でもそのわりには、ブニと違って、怪我をしているところを見たこともないし、うまく逃げているのだとは思うけど。
三毛ちゃんを見ているとヤキモキするが、本猫が
「アタシ、ぜったいにニンゲンのことは、しんようしないの!」として生きている以上、どうにもできない。
mike08061011
しんじないわよ!

はい、たしかに。
やたらニンゲンを信用するのは危ないもんね。
ニンゲンがこんな生き物でごめん。
あーあ。
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ながやの、へいわを、まもるため

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ひるもよるも、ガンバるオレさま

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いそがしい、みょん!


— posted by hipi at 11:09 pm  

げろげーろ騒動

深夜2時半。
1階から「ギャオオオオーッ!」という派手な猫の叫び声。
びっくりして下に降りると、らくがタヌキしっぽどころか、全身の毛を逆立ててハリネズミのようになりながらギャロップしている。
まだ起きてて1階でテレビを観ていたくりくりも、部屋の中をウロウロと歩き回っていた。
なんだなんだどうしたどうしたと訊ねると、窓の前でよその猫が、らくにケンカをふっかけたという。

その猫はどうした?
叫び声はらく?その猫?どっち?
と続けて訊くと、猫はくりくりが窓に近づいたら逃げていったけど、5mくらい離れたところにまだいる。
叫び声はどっちだか分からないけど、外から聞えた気がするから、らくじゃないと思う、と。


窓から外を覗いてみると、白地にちょこっと黒い模様のはいった猫が、少し離れた場所にお座りをして、こっちを見ていた。
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このこ。4月24日と同じ写真。

えー?
あの子は長屋の周りをよくウロウロしてるけど、いつもおとなしい感じで、他の猫さんとケンカしてるとこ、見たことないけどな。
不思議に思いながらも、まだそこにいるし、うちの窓の前に戻ってきてまたらくとケンカされたら困るので、お引き取り願うことにした。
ってことで玄関から外に出ると、ワタシを見るなり素早く逃げていった白黒ちゃん。
もう、うちのイエヤマネコにケンカ吹っかけないでね~と思いながら部屋に戻ろうとして、ふと窓の前(白黒ちゃんがいた場所)を見ると、なにか黒っぽいブッタイが落ちている。


白黒ちゃんたら、わざわざうちの窓の前でウンコしたの?
らくへの宣戦布告か?
ますます不思議に思いながら、しゃがんでブッタイをよく見ると、ウンコじゃなくて、体長12cmほどもあるヒキガエルだった。
・・・原因は、こちらのヒキガエルさんじゃ?
白黒ちゃんは、らくにケンカをふっかけにきたワケじゃなくて、うちの窓の前にいるヒキガエルに興味を引かれて観察しに来ただけでは?
それにらくが怒って、ギャオー!と叫んだのではないの?


たぶん、そうなのだと思う。
でもラクシュミーが怒ったおかげで、白黒ちゃんがカエルにちょっかいを出さずにすんだので、良かった。
ヒキガエルは敵に攻撃されると、耳腺や背面の皮膚から毒のある分泌物を出す。
犬がヒキガエルを咥えて遊んで、毒にヤラレたという事故はけっこう多い(シぬことはあまりなさそうだが)。
毎年ヒキガエルをかまっては中毒を起こし、そのたびに病院に担ぎ込まれている懲りないワンコもいるそうだ。

猫はなぜか、ヒキガエル中毒事故の話はあまり聞かない。
『猫は本能的にヒキガエルが有毒だということを知っているので手を出さない』という説もみかけるが、どうだろう。
猫は犬と違って一人で散歩に行くコが多いので、様子がおかしくなって外から帰ってきたとき、何かの毒だとは思ってもカエルと分からないことが多いのかもしれない。
お外暮らしの猫さんの場合は、カエル中毒になったとしても、人目のつかない場所に行ってしまうので、目にしないだけでは?
(猫さんの場合もシぬことはあまりないようだが、仔猫だったり、カエルを咥えただけではなく食べてしまったりしたら、どうだか分からないと思う。)


白黒ちゃんがヒキガエルの毒について知っているのかどうか分からないが、とにかく手を出さなくて良かったのだ。
ラクシュミー、グッジョブ。
でもせっかくだから、白黒ちゃんのかわりに、ワタクシがカエルを舐めてやりましょう。
で、いったん部屋に戻りビニール袋を手に再び外に出たときには、ヒキガエルの姿は忽然と消えていて、陰も形もない。
気配を悟られたか。
ヒキガエルもバカカイヌシにおめおめと舐められるような間抜けじゃなかった。


念のための注)・カイヌシのtoad licking(カエル舐め)は、あくまでもジョーダンです。
良い子と良識ある大人は、やってもあまりいいことはないので、やらないほうがよいと思う。

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オレさまは、しろくろの、みを、まもった

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カエル、なめるべからず

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ふっ・・・。オレさま、グッジョブ、みょん


— posted by hipi at 11:16 pm  

大きくなかった

室内やベッドでゴロゴロしているラクシュミーを見ると、やけにデカいなあと思う。
横幅だけじゃなく縦にも大きく見えるけど、6歳にもなってから縦が育つか?
・・と、先日書いた。


で、今日、らくの脇の下に手を入れて立たせてみた。
すると、私の股のちょっと上くらいまでしかない。
いっちゃんは、同じようにして立ってもらうと、頭の天辺がちょうど私のヘソのところだった。


いっちゃんより、やっぱりらくのが骨格は小さいんだな。
つか、らく、別に縦に育ってなかった。
2~3年前もこんなもんだったから。
横幅が広がって、デカく見えてるだけってことだね。
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— posted by hipi at 11:16 pm  

k/dが開けたドア

昨日一昨日と慢性腎不全用のフードのページを、ブログに移行する作業をしていて、いっちゃんの頃からとは随分と変わったなあとしみじみ感じている。
フードの種類は増えて、以前からあるものでも製造元が合併したりで、ほとんどの製品がリニューアルされている。
6年前と変わらずに今もあるものは、ヒルズのk/dくらい。


6年前にはなかったフードを開封するたび、くんくんしたり、ポリポリ噛んでみたりしながら、「いっちゃんのときにあったら、もしかしたら食べてくれたかもしれない。」などと思う。
思うだけで、それ以上のことはない。
が、k/d缶を開けて久しぶりににおいをかいだら、ヤラレテしまった。


コバルジン入りで、真っ黒ジャリジャリになったk/dを食べるいっちゃん。
王様のドロボウ柄のお口の周りも、コバルジンがくっついて黒くなっていた。
すぐに飽きて食べなくなったので、私の指先にk/dを乗せて一口ずついっちゃんの口元に運んだ。
それでも食べてくれなくなったら、団子に丸めてお口の中に放り込んだり、お湯で練ってトロトロにしてなんとか舐めてもらおうとしたり。
いっちゃんがコックンしてくれるので調子に乗って食べさせすぎて、ケーで全部リバースさせちゃって、地の底まで落ち込んだり。


そんなこんなが、昨日事のようにリアルに甦ってきた。
だってk/d、7年前と同じにおいで変わってないんだよ~。


k/dはにおいが強いから、すぐそばに置いてなくても、同じ室内にあるとにおう。
そのにおいの中で、しばらくぼーっとしていたら、ぎゃおす長屋も屋上農園もラクシュミーも、ワタシの妄想のような気がしてきた。
目が覚めたら、狭くて古くてボロで豪華絢爛なぎゃおすマンションで、王様にご飯を食べさせるのではないかしら。
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私はそれでもいい。
一生、いっちゃんにご飯を食べさせて、輸液していたっていい。
でもそれじゃ、いっちゃんがタマランだろう。
だから、王様は楽しいことばかりの世界で遊んでてもらって、私はもうしばらくこちらでラクシュミーと暮しているっていう妄想のほうがナイスだ。


・・・妄想じゃなくて、もしかして現実だったか。
ラクシュミーが現実なのは非常に喜ばしいが、デブな現実はどうしたものか。
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デブな現実の朝

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— posted by hipi at 11:50 pm  

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