[ カテゴリー » ラクシュミー » 健康・身体 ]

コルチゾールについて相談~1件目

先日血液検査をした動物病院に、らく抜きで相談に行ってきた。
先日の電話での繰り返しが多かったけれど、もう一度いろいろ説明を受け、こちらからの話しも聞いてもった結果、今は痩せることを最優先して、3ヵ月後に再び血液検査をすることに。
コルチゾールやコルステロールの数値、体重の推移を見て、ACTH刺激試験をやるかかどうかは、そのときにまた検討することになった。
08062406




こちらから話したことは、
○健康診断のとき、採血が終わった後、待合室での呼吸が尋常ではない速さだった。
発作でも起こすのではないかと不安になったほどだった。
○ワタシがそう感じただけで、実際にはそこまでじゃなかったかもしれないが、なにしろデブだから心臓への負担が心配。
○なので、ACTH刺激試験で病院に預けるというのは、かなり難しいように思える。
○らくの毛並みや顔つき、普段の様子などを見ているかぎり、とてもクッシングとは思えない。
○しかしコルチゾールでそういう数値が出てしまった以上、このまま放っておくつもりはない。
ただ、今すぐ検査をするのはラクシュミーへの負担が怖い。
しばらくは痩せることを頑張りつつ様子をみて、らくが今回の通院を忘れた頃に、たとえば3ヶ月後くらいに再度考えたい。


先生からのお話しは
○往診で採血については、安心できるはずの家にドカドカと獣医が入っていくのは、よけいにストレスになると思う。
(→ワタシもそう思うのだけど、どうすれば一番らくの負担にならないか分からないので、先日の電話で往診と口走った。)
預かるといっても1時間ほどなので、家に怖い人が入ってくるよりはマシ。
(→そうかも・・・。預かる時間は電話では半日程度と言っていたけど、今日は1時間に短縮されていたし。)


○万が一クッシングだったとしても、ACTH刺激試験を今すぐやらなかったからといって、どうにかなるということはない。
命に別状のある病気ではないし、薬でコントロールできるので、なんてことない。
(→・・・え?そ、そうなの?)


○クッシングそのものはなんてことないが、肝臓に負担をかけるし、糖尿病を併発することが多いので、そちらのほうを心配している。
糖尿病は食い止めたい。


○もしすぐに検査や処置が必要な状態なら、私はそうします。
ラクシュミーちゃんはそういうことではないので、しばらく様子を見てもいい。
3ヶ月というのは猫にとっての1年なので、もう一度血液検査をするならちょうどそのくらいだけど、それ以上は伸ばさないほうが良い。
その結果でその先の検査はまた考えましょう。


○コルチゾールはね、今回、たまたま高かったってこともあるからね。


ということだった。
08062411




で、3ヵ月後の血液検査の結果、またコルチゾールが高くてちっとも痩せていなかったらいよいよACTH刺激試験をやるわけだが、それに関してのQ&A。
Qはもちろんワタシ、Aは獣医さん。


Q・「ACTHでクッシングが確定診断される割合はどのくらい?」
A・「約50%。同時にデキサメサゾン試験というのをやって80~85%。」


Q・「それでクッシングの疑いが濃厚になった場合には、副腎のエコー検査や脳のMRIを撮ることもあるようだけど、下垂体の腫瘍などはMRIなどでどのくらい分かるものなのか?」
A・「よく分からないことも多い。副腎ってとっても小さいんですよ~・・・。下垂体も小さい。小さい下垂体に小さい腫瘍があっても、分かりにくい。」


Q・「猫のコルチゾールの基準値って、はっきりとは分かっていないようだけど?」
A・「犬のクッシングが一般的に認識されるようになったのはけっこう最近のこと。今でも猫のコルチゾール値は、普通はあまり検査しないので。」
Q・「では、猫のクッシングが少ないというよりは、猫のクッシングが発見されることが少ないということでは?
今までもクッシングの猫はいたのに、分かっていなかっただけという可能性は?」
A・「あると思う。これから増えていくかもしれない。動物はペットではなく家族の一員という時代になり、室内飼いになったので、異常にも気が付きやすくなっているから。」
08062422




ありえることかもって思った。
今でこそ猫の慢性腎不全はとってもメジャーなものだけれど、30年くらい前は、年をとった猫が痩せてご飯を食べなくなっても、「年だから。」「老衰なのね。」ということが多かったのではないかと思う。
猫のクッシングについても、これからいろいろなことが解明されるにつれて、増えていくのかもしれない。


でも、らくや。
アナタが先駆けにならんでええよ。
つか、やっぱラクシュミーは違うと思うけど。
08062433




最後に「とにかく痩せさせてください。心を鬼にしてでも。」と言われて終了。
ともあれ様子見となったわけだけど、3ヵ月後に血液検査をするときも、また今回のようにチョー緊張&ストレス状態だったら、コルチゾールはやっぱり高値を叩き出すんじゃないの?
正確な数値は出ないんじゃ?
とか、


そのときのらくの様子によっては、高値が出てACTHをやることになったとしても、たった1時間とはいえ預けての検査は難しいんじゃ?
カイヌシも一緒にいることはできないの?
もしダメなら、ACTHは前にお世話になってた女医さんのところに行ったほうがいいかなあ。
でも今回、男の先生だからこんなにびびったわけじゃなく、年をとるにつれて『知らないヒト怖い』になっているのだとしたら、女医さんのところでも同じかも。
そうだとしたら、わざわざ遠くの病院にいくことは、さらにストレスになるだけか?
でも女医さんの旦那さんはエコーなどの画像診断の専門家という特殊な獣医さんなので、そちらの検査もすることになった場合には良い病院だと思うし。


それと、先々週の検査は2年3ヶ月ぶりの病院だったので、びっくりしてすっごく緊張したのかも。
次回はもう少し慣れて、落ち着いててくれないかな。
でも反対に、今回の怖かった記憶が蓄積されて、もっと怖がるかもしれない・・・。
こういう性格で、今回じゃなくてもいつか遠い将来、入院とか頻繁に通院が必要になったらどうしよう。


と、まだ起こってもいないことまで不安になってきて、ぐるぐるらー。
08062435




そこまで通院のストレスを心配しなくてもと、自分でも思う。
けれど、らくの待合室での『尋常ではなかった呼吸』は、どうかなりそうで本当に怖かった。
開口呼吸ではなかったのだが、とにかく小刻みに速くて、呼吸数を数えようとしたのだけど速すぎて数えられない。
過呼吸になったニンゲンと、様子がよく似ていた。


猫に限らずヒト、特に男性に多いそうだけが、ストレス性ショックシ(緊張、ショック、驚いたりで、心筋梗塞=いわゆる心臓発作を起こし突然シ)というのは、けっこうあることだという。
心臓に疾患がなくても起こることがあるし、疾患があれば起こる確率はずっと高くなる。
らくの心臓がどうなのかは分からないが、でぶなので負担はあるかも。


びっくりしすぎてあちらの世界にお引越ししてしまった猫さんのお話を、実際にいくつか知っている。
多頭飼い崩壊の現場に入ったボランティアさんが、猫さんを保護してキャリーに入れたら・・・。
保護するために、捕獲機に入った野良さんを捕まえようとしたら・・・
自宅の廊下でエアコン取り付け工事の人と鉢合わせをしたら、痙攣のようなものを起こし、そのまま・・・。


妹・美帆ちゃんの友人は、車庫入れしようとしたら猫さんが見えたので、慌ててブレーキを踏み事なきを得たはずだったのに、車から降りてみたら猫さんは横たわったまま動かない。
病院に担ぎ込んだが、お引越ししてしまっていた。
外傷は、どこにもなかった。ショックが原因で・・・と言われたそうだ。


人馴れしていない野良さんだと、病院で治療中に・・・ということもあるという。
猫さん同士のケンカの声が聞こえたので駆けつけると、取っ組み合った様子はなく毛も舞っていないし外傷も何もないのに、ばったり倒れてお引越しをしていた子がいた・・・。
などなど。


そういう話を知っているので、ワタシが大げさに心配してしまうだけかもしれないが、あのときのラクシュミーの待合室での様子はどうしても気になる。
びっくりやストレスでお引越しをしてしまう猫さんが、どのくらいの割合で存在するのかは分からないが、も、はっきり言って、クッシングよりも気になるし怖い。


どうしたものか。
08062440



コルチゾール

— posted by hipi at 11:47 pm  

コルチゾールでびっくり

T4とコルチゾールの検査結果の連絡が来ない。
月曜日と言われていたけど、電話一本ないまま今日になった。
甲状腺も副腎皮質も大丈夫とカイヌシ自信満々なので、ずっと放っておいたけど、いくらなんでももう金曜日。
どうしたことかと、こちらから電話をかけた。


結果を聞いてびっくり。
T4は3.0で正常値内だけど、コルチゾールは5.0以内が正常のところを2倍の9.9あったという。
クッシングの可能性があるので、今後どのように検査の手順を進めていこうかと考えていたのでお電話が・・・と、先生。
連絡がなかった言い訳にちょっと「?」だけど、検査結果には「???」であった。


以下、先生の説明。
冷静に聞こうとしたのだが、冷静ではなかったかもしれないので、いろいろと記憶違いがあるかもしれない。


コルチゾールはストレスなどを感じると副腎皮質から分泌されるホルモンだけど、過剰に分泌されているのは、副腎皮質に問題がある場合と、下垂体や視床下部に問題がある場合がある。
現在らくは『クッシングの疑いがある』という段階で、確定診断するにはいくつかのステップが必要になるが、最初にACTH試験というものをやりたい。
検査の内容は、まず採血をしてコルチゾールの値を計り、次にACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を筋肉注射してしばらく時間をおき、再度、採血をしてコルチゾールの値を調べる、というもの。
半日程度、ラクシュミーちゃんをお預かりさせていただくことになる。
それで確定できなかったら下垂体を診るためMRIとかも考えて・・・


って、ちょっと待って~!!!
カイヌシ、ここで大慌て。
お預かりはダメですムリです。
だってだって先週の健康診断でも、診察台に水を垂らしたようになるほど肉球から発汗して、採血の後の待合室では見ていて怖いくらいに呼吸が速かった。
そんな臆病でびびりのラクシュミーを、またすぐ病院に連れて行き採血するだけでも、とっても心配なのに。
さらにカイヌシに置いていかれて病院で一人になって、知らない場所に閉じ込められて、知らない人に囲まれ抑えられてまた採血なんて、らくがどれほど怖い思いをするかと思うと・・・。


無理ですーっ!
そんなことをしたら、病気になってしまいそう。
絶対に無理!


そう先生に訴え、それからコルチゾールはストレスを感じると分泌されるのなら、病院にいた間はストレス感じまくりだったはずなので、数値が高いのはそのせいということはないですか?と聞くと、
「3日間くらいずっと強いストレスを感じていたなら数値は高くなるでしょうけれど、病院に来てからのストレスということなら、そんなにすぐに数値には表れません。」と言う。
さらに、「コルチゾールでこういう数値が出たら放っておくことはできないし、ずっとコルステロールが高いのも気になります。」
と。

それは分かりますし、ただ放っておくつもりはないんです。
でも病院に預けての検査は絶対に無理なので、往診で採血してもらうとか、らくにとって少しでも負担にならない方法を何か考えたい。
とりあえず来週中に、一度、病院のほうにお伺いします。
そう話しをして、電話を切った。


カイヌシ、も、泣きそう。
だいたいクッシングって何?
知らんがな。


猫では稀だと先生も言っていたけれど、ネットで検索しても、猫のクッシングに関する情報はすごく少ない。
しかしいくつか拾った記述を読めば読むほど、らくには当てはまらない。
ペットウェルLink というサイトの、猫のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)Link というページには


***症状***
●水をたくさん飲む
●おしっこの量が増える
●食欲が異常に増す
●お腹が膨れる
●皮膚がうすくなる
●脱毛などの症状も見られます。脱毛は体の両側に左右対称で起こるのが特徴で、脱毛した部分の皮膚が黒ずむ場合もあります。


***原因***
●下垂体や副腎の腫瘍。
●しかし多くの場合は、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド剤)の長期間にわたる投与や、一回の大量投与が原因。


とある。
らくに当てはまっているのは、強いて言えば『お腹が膨れる』という部分だけで、しかしラクシュミーはデブ、しかも下半身、特に腹肉がたっぷりの洋ナシ型デブなので、お腹が膨れていて当然といえば当然なのだ。
洋ナシだって、最近なったものではないし。
ラクシュミーがうちにきた生後4ヶ月のときから、
03081509
顔はとんがっていて

03081601
身体もとても細いのに

03082235
お腹だけはタプっと丸くて

らくはそういう体型=腹肉がつきやすい体質なのだと思っていたけれど。


分からなくなって、おっぴろがってるラクシュミーをじと~っと見る。
毛並みはピカピカ、皮膚はキレイ、目はびっくり&イキイキしてるし、表情はおもろい。
どう見ても元気で健康そうなんですけれど。
08061911




病気(クッシング)とは思えないが、100%安心はできず、ねこまたさんLink に泣きの電話。
あ。電話していい?ってメールしたら、ねこまたさんから掛けてくれたのだった。
すまんことです。


ねこまたさんちのちぼりちゃんも、コルチゾールの検査をしたら数値が高くて、大学病院の内分泌の権威という先生のところでACTH試験をしたことがある。
結果はちぼりちゃんはクッシング症候群ではぜんぜんなくて、血液検査でコルチゾールが高かったのは病院でのストレスのせいでしょうということだったそうだ。
そのときの話しを詳しく教えてもらいながら、ラクシュミーの状況を説明。
ねこさまさんも、らくはクッシングじゃないと思うと言ってくれる。


猫のクッシング自体が非常に稀で、その稀な猫さんはほとんどが老猫さんだという。
症状は『でぶ』という以外は一個も当てはまらなくて、クッシングを疑った原因はコルチゾールだけ。
しかし猫については、コルチゾール値というのはあまり当てにならない。
猫に限らずヒトも犬もらしいけど、コルチゾールは朝と夜でも数値がかなり違うし、そもそも猫のコルチゾールの正常値というものがちゃんと分かっていないし(クッシングの猫さんが非常に少数なので、データが揃っていないそうだ)、ストレスや興奮でたちまちドバドバと分泌されて体内を駆け巡る物質だという。
それについてはらくを診てもらった先生とは意見が異なるが、ワタシも『たちまちドバドバ』のほうが納得できる。
ストレスに対応するホルモンなら、その場で分泌されないと意味がないのでは?という気がする。


さらに、コルチゾールの数値だけではクッシングの確定診断はできず、さらに、なぜ副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌されてしまうのかについては、腫瘍の有無を調べるためにMRIなども含めた検査をしながら、ひとつずつ可能性を潰していくしかないようだ。
でもらくはでぶなので、MRIを撮るといっても麻酔には大きなリスクがあるわけで。
そこまでして撮っても、特に若い猫さんの場合、下垂体の腫瘍などは、はっきりとは分からない場合も多いそう。


ねこまたさんと話しながら気持ちが落ち着いてきて、預けて検査などはやめようと決めた。
たった今、でぶという以外は何の問題もないのに、いろいろな検査を次々とやるメリットが何も思いつかない。
病院には一度行って先生と話しをしようとは思っている。
当分は痩せるほうをガンバルことにして、検査は(とにかく今は)やめる。
先生は「大変です!コルチゾールが!」っていう感じだったので、何か言われるかな。
何を言われても、らくがクッシングだとはどうしても思えないから、(今は)検査はやらないよー。


***************
コルチゾールとは関係のない話だけど、今回らくが診てもらったのは大学病院のような大きい設備のところではなく町の獣医さんだけれど、MRIがあるそうだ。
ほんの数年前までは、MRIのある動物病院は全国で何軒と数えるほどしかなかったのに、ここ何年かで急に増えたきた。
お手ごろ価格のものが発売されたのかもね。


高度医療機器が普及するのは良いことだけれど。
ちゃんと撮影できるのか?とか
撮影した画像を診断できるのか?とか、イジワルな疑惑も湧いてくる。


診断材料となるような、しっかりした画像を撮るのには、技術と経験が必須のはず。
撮った画像を理解し、読んで、診断するには、知識と経験が必要なはず。
教科書に載っているサンプル画像を眺めただけでは、絶対に不十分だと思う。
機械だけあっても、扱うニンゲンが未熟では、正確な診断はできない。


MRIが普及することによって、誤診が増えるようなことには、ならないようにしていただきたい。


******************
今日のらくさん。
08062026
そんなにヒドいでぶには見えないのに

08062027
腹肉さえ減らせれば・・・


コルチゾール

— posted by hipi at 11:40 pm  

お電話まってます~

動物病院からの検査結果の電話を待ってて、何度も留守電の確認もしたのに、とうとう今日は連絡がなかった。
月曜日って聞いたのになあ。


でも、T4もコルチゾールも問題なしだと思う。
「へーき!だいじょうぶ!」と自信満々なので、電話がこなくても気にならない。
だいたい何かあったなら、連絡を忘れるってことはないでしょう。


甲状腺とか副腎とか、そういうややこしいものじゃなくて、らくは単にデブなだけです。
痩せればいいのよねー。
それができないから、こういうことになっているワケだけど。


**********************
今日は、この写真しか撮らなかった。
080616
悪魔の顔でコップ水


— posted by hipi at 11:18 pm  

健康診断の追記

昨日の健康診断についての追記


●でぶはナゼいかんのか?
○今はまだ若いから身体に影響が出ていないが、今後年を取るにつれて、糖尿や尿路疾患などにかかるリスクが大きくなっていく。


○ご飯が少なくてどうしてもお腹がすいてしまうようなら、キャベツや白菜を湯通ししたものをフードに混ぜても良い。
ただし、始めたら1ヵ月後くらいに尿路疾患の検査すること。
(野菜で尿がアルカリになるから?)


○肝臓の数値が高めなのは(ぎりぎり正常値の範囲内だった)、コルステロール値が高いので肝臓に負担がかかっているから。
それと、少し脱水しているので数値も高めになっている。
痩せれば数値も自然に下がる。
・・・ということだけど、脱水ってなんでだろう。
興奮していたから?先生に聞くのを忘れた。


まだ何か説明してもらったような気がするけど、思い出せない。


●ワクチンについて
フェロセルCVR(ファイザー製薬)


これはらくが子猫のときに、松涛の保護主さんのところで打ってもらったワクチンと同じもの。
昨日の病院では、猫のワクチンはこれしか扱っていないとのこと。
毎回種類を変えたりなどはしていない、このワクチンで何か問題があったことは今までなかった、とのこと。


たいていの先生はそう言うだろうけど、副作用が起こったことのないワクチンなんて存在するのか?
・・・なんてイジワルなことをチラと思ったが、フェロセルと先生を信用することにする。


帰宅してからは、何かおかしな様子はないかギンギンになってラクシュミーを監視。
~するつもりだったが、らくのほうからべったりくっ付いてくるので、ワタシのほうからイエヤマネコを見張って移動する必要はなかった。


らくはカイヌシのあとをいつも以上に追いかけてくる以外、いつもと違う様子はなし。
発熱も食欲不振もなし。
今日はアバれないでくれ~というカイヌシの願いもむなしく、階段をダダダダダー。
腫れやしこりもなし。
注射を打った部位の毛皮が、しばらくの間、寝癖のようになっていたけど、いつの間にか戻った。
08061214
ワクチンで寝癖

あれ?腰のほうに打ちますと言ってたけど、こうやってみると背中の真ん中あたり?
キャリーに入ったまま接種したのだけど、そのときはけっこう腰寄りに見えたのだけどな。


とりあえず良かった~。
ドキドキだったけど、今年の健康診断とワクチンは無事に終わった。
あとは痩せるだけ・・・。


でもね。
この期に及んでアレだけど。


らくってそんなに太ってる???
痩せてはいないと思うけど、そこまでデブ???


で、今日のダイエット記録。
らくは文句も言わずに、デブ猫用のドライを食べている。
良かったけど、食べてくれるのが不思議。

健康診断

— posted by hipi at 11:04 pm  

ぎゃおす王国記~ラクシュミーの減量への道・第一章

らくは毎年、お誕生日近くに健康診断をしているのだけど、去年はすっ飛ばしてしまった。
引越しのストレス、環境の変化へのストレスがやっと落ち着いてきたと思われた頃に、病院という新たなストレスを加えたくなかったからだった。


しかし今年は、行かねばなるまい。
3月くらいからずっとそう思ってて、ぐずぐずしている間に6月になってしまった。
でも、ほんとは行きたくない・・・。
だって『でぶ』って言われるに決まってる。
しかしこのまま、ずっとすっ飛ばしているわけにもいかないので、
080612a
こんな風にくつろいでいたところを

キャリーに突っ込んだわけだが、ああっ、なんてこと。
1年半前の屋移りの時にはまだ多少の余裕があったはずのキャリーが、もうパンパンのピチピチで、ふたを閉めるときにイエヤマネコの皮とか肉とかをファスナーではさんでしまいそうだった。
それでもラクシュミーが事態を把握できずにぼーっとしている間に、素早く梱包完了し、雨の中をイエヤマネコ・カイヌシともども
「ヤダーヤダー」
と言いながら病院に。
080612b
待合室で

らくを連れてきたのは初めての病院。
昨年の4月、軟便になったときにうんこちゃんだけ持ってきて、検便してもらったことはある。
ネットで検索すると、良い評判が少々、悪い評判(書き込みなど)はゼロ。
ぎゃおす長屋から徒歩4分ほど。


待合室で受付の紙に名前や住所などを書き終わると、雨だからか他に患者さんがいなかったので、すぐに診察室に呼ばれた。
検便してもらったときと同じ、若い男の先生。


以下、健康診断の内容。
○体重測定。
○触診。
○口臭があるので、お口の中を見てもらう。
○血液検査。
○尿検査は、採尿できなかったので今日はなし。


以下、検査結果。
●体重:7.65kg(・・・え?)


●触診。
「病院がストレスになりそうな子だね~(キャリーから引っ張り出している最中に、もう言われた)」
「大きい目だね~」
「すごいお腹だねえ~」


●お口の中
歯石が付いて、歯肉が後退してきている。
通常は歯石取りを勧める状態だけど、このようなデブネコに麻酔をかけるのはヤだからやらない。
痩せないと歯石は取れない。


●血液検査結果
各項目の数値は2年前とほぼ同じ(今までのデータを全部持っていった)。
コルステロール値だけが高いのも2年前と同じで、原因はでぶだから。
肝臓の数値はぎりぎり正常範囲内だけど、痩せればもっと下がる。
下げたほうが良い。
甲状腺とクッシングの検査は外部に出すので、結果が出るのは月曜日。


●総合診断結果
『でぶ』


ということを、もっと穏当な表現で言われたのだが、分かっているのよ~。
でぶなのは分かっているの。
でも痩せないの。
そんなに食べてるわけじゃないのに~。
1階から3階まで階段をダダダしてて運動量も増えているのに~。


そう訴え、さらに「毎年冬に300gくらい痩せるけど、夏に1kg太るんです。結局毎年700gくらいずつ増えてしまうんです。」と言うと、先生は頭を抱えてしまった。
う~んう~んと唸ったあと、
「太る病気だったら甲状腺機能低下症か・・・クッシングか・・・どちらも猫にはめずらしい病気だし違うと思うけど・・・可能性がゼロではないので念のために血液検査してみますか・・・?」
と。


ワタシもどっちも違うと思ったが、この際だからついでにお願いすることにしたので、採血の量は3ccとちょっと多めになった。
採るのは後脚からだそうで、「頭を逆の側にして。」という先生の指示でAHTのお姉さんがラクシュミーを持ち上げようとしたのだが、らくがでぶな上にべたーっと診察台にへばりついているので、なかなか持ち上がらない。
お姉さん、渾身の力を振り絞ってます感ありありで、やっとラクシュミーの身体の向きを変えてくれたのだが、ほんと申し訳ない。
そしていよいよイザ採血という段になったら先生が、「でぶだけど血管が細い」と言う。
もちろんもっと穏当な表現だったけど。


血管が細いらしいけど針は一発で入り、採血はゆっくりだけど順調に進む。
しかし採る量が多いので、なかなか終わらない。
AHTさんが採血中の後脚を持ち、ワタシはらくの頭や顔を撫でながらひたすら小声で歌う。
「らく~かわいいらく~らくはかわいいな~いいこだな~らく~らく~すてきならく~」


らくはじっとしていてくれたが、なかなか終わらないしイエヤマネコが急に暴れだしたらどうしようという恐怖で、カイヌシが汗びっしょりになって歌い続けていたとき、診察室のドアがノックされたと思ったらいきなり別のお姉さんが顔を出し「センセー」などと声をかけてきた。
物音にびくっとなるラクシュミー。
先生は短く「あとで」と言い、ワタクシも思わず「今はダメーっ!」と言ってしまったよ。
お姉さんは、いったん顔を引っ込めたものの、めげないヒトであった。
すぐさま再びノックして現れて、「ちゃちゃまるは今日、退院できますか~?」と聞いてきた。
先生は一言、「できます。」と。


電話の呼び出し音が聞こえていたので飼い主さんからの問い合わせだったのだろうけど、絶対にたった今、返事をしなくちゃいけなかったのか?
あとでかけ直すとか、できないの?
採血中の診察室は、それなりの緊張感だったと思うのだが。
物音にびっくりしたらくが動かなくて良かったけれど、お姉さん、空気を読んでくださいよう~。


らくはとっても良い子だった。
じっ~と頑張っていた。
先生も、温厚な子ですねと褒めてくれた。
本当は温厚なのじゃなくて、恐怖のあまりに固まっていたのだが。


採血後、診察台のらくの前足が乗っていた部分は、水がこぼれたように濡れていた。
いっちゃんも病院では肉球がしっとりになったが、らくはびしょびしょ。
イエヤマネコもカイヌシも、恐怖と緊張で汗びっしょびしょ。
採血後、キャリーに入れて待合室に居たときにもプルプル震えてて、呼吸がものすごく早くて怖いくらいだった。
カイヌシもびびった~。


もう一度診察室に呼ばれて検査結果を聞いて、5年ぶりに3種ワクチンを接種。
3種で肉芽腫になることはまずないということだったが、念のために腰に打ってもらう。
最後にデブ猫用のフード、減量サポートドライ500gと猫用w/d缶1個を買ってお会計。
ユカヌバとw/dのドライのサンプルももらった。


ワクチンは、とっても迷いながら子猫のとき以来、していなかった。
旧ぎゃおすマンションでも一時ぎゃおすマンションでも他の猫との接触は皆無で、年に一回の動物病院での健康診断のときやカイヌシが部屋に運んでくるウィルスで感染する確率と、ワクチンで副作用が起きるかもしれない確率を考えて考えて、迷いながらもしていなかった。
しかしぎゃおす長屋では、外で暮らす猫さんたちとの距離が近い。
らくも5歳になり、まだまだ若いけれど、何かあって通院することになる機会は、もしかしたらあるかもしれない。


つい最近、bbsに書き込んでいただいた供血のことも、ワクチンを選択したきっかけになった。
供血に最適な猫は、4~6歳で体重5kg以上の、完全室内飼い・ウィルス検査済みでワクチンをしている猫。
らくは、ワクチンのところ意外ではド真ん中だ。
ワクチンを打ったからといって、カイヌシが常にそばについての健康診断でさえこんなに怖がる猫に、麻酔をかけて供血させることは簡単ではない。
あの子にもこの子にも提供するということは、もとよりできない。(ワタシの血液があげられればいいのに!)
だけど、いつかどこかで、供血のご縁もあるかもしれない。


そんなことをあれこれ考えて、今年はワクチンを打ったのだけれど。
帰宅してから気が付いた。
らくはデブで麻酔がかけられないのだから、ワクチンをしても供血できないじゃん。
そのためだけにワクチンを打ったのではないけど、後押しのひとつだったからなあ。


つか、今さら書きながら気が付いたけど、らくは麻酔をかけられないほどデブだったのか?!
もうちょっと正確に獣医さんの言葉を再現すると、
「麻酔の量は体重によって変わる。体重が重い子は麻酔の量が増えるし、なかなか効かない。麻酔は脂肪に溶けるので、脂肪が多いと抜けにくい=覚めにくい。らくにはリスクが高いから麻酔をしたくない。」
だそうだ・・・。
とほほ。


帰宅後、らくはべったりとワタシの後を付いて歩き、そばにいようとする。
相変わらず抱っこはできないけど、撫で撫では、ちょっとさせてくれる。
080612c
雨上がりの屋上で出前水もしたし

080612d
普段と変わらないように見えけど

080612e
グルーミングをしていても

ワタシが部屋を移動すると、あわてて後を追ってきて、ぺとーっと張り付く。
らくをキャリーに詰め込んで病院に連れて行ったのはワタシなのに、不機嫌になることも引きこもりになることもなく、くっついてくるのが嬉しい・・・
けど、それってやっぱ、ちょっとバカかもしれない~。
まあいいや。
おつむが少々弱くても、元気で健康なら。


080612f
ご飯を待っているところ

本気でダイエット開始なので、今夜からさっそく『減量サポート』を試す。
080612g


らくさん、文句を言わずに食べている。
080612h
あ、これはアニモンダの猫缶だった

(減量サポートは、缶のぶんの量を減らしたよ。)
療法食はぜ~ったいに食べないと思っていたから、驚いた。
ロイヤルカナンだから嗜好性が高くなっているのかな。
よしよしよし。
もうこれからはデブ猫用のフードだけですからね。


歯石も心配。とっても心配。
まだ5歳なのに歯肉が後退しているなんて、早すぎじゃないですか?
お口が痛くなったら、ご飯を食べられないよ。
デブだから絶食したら脂肪肝になるよ~(おととしも今日も言われた)。
でもデブだから歯が痛くなっても歯石取りの麻酔ができないよ。


歯磨きさせてくれーっ!
痩せるのも本気にならないと。
獣医さんは4.5kgまで痩せましょうと言っていたけど、そこまではカイヌシ、やる気はない。
それって生後8ヶ月で去勢手術したときの4.9kgより痩せてるよ。
そう言ったのだけど、「僕としてはこの子の適正体重は4.5kgです。」って。
そうかもしれない。
でもそこまで痩せる必要、あるのかなあ。


しかも獣医さん、「できるだけ一気に痩せてしまいましょう」とも言うし。
それもヤだーっ。一気には怖い。
ゆっくり痩せさせたいが、今までそれで減るどころか増量してるから、『一気に』というのは正論なのかもしれないけれど・・・。
怖くてできない。


夏の間は7.65kg以上にならないように注意して、年内を目標に6kg台にしていきたい。
らくや。
一緒にがんばりましょう。
もし今回もダイエットに失敗して、1年後にまたまた増量していたら、もう今日の獣医さんには行けないよー。


ご飯を食べたらやっと落ち着いたようで、
080612i
おっぴろげで寝言つき


●お会計明細
再診料                           ¥800
猫3種混合ワクチン                     ¥4,500
CBC(血球計算)                     ¥2,000
生化学検査 ¥500×11項目               ¥5,500
内分泌学検査・コルチゾール(クッシングの検査)  ¥4,500
内分泌学検査・T4(甲状腺の検査)          ¥4,500
猫w/dチキン缶 ¥207
F減量サポート ドライ 500g ¥1080


合計                            ¥24,241


検査結果の詳細は、そのうち(っていつ?)どこかにまとめる予定。

健康診断 でぶ 通院

— posted by hipi at 11:12 pm  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0124 sec.
2024.11
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930