イエヤマネコの、いつまでもいつまでも鳴き続けるしつっこい『ご飯コール』に負け続けているカイヌシ2人。
結果、イエヤマネコは痩せるどころか、例年通りに春夏の腹肉増量キャンペーン中。
怖くてしばらく体重を計っていないが、また太ったように見える・・・
つか、絶対に太っているよ!
このままではイカンのは百も承知なのだが、どうやったら『ご飯コール』をかわせるか?
ソコが問題。
で、本日ワタクシは、イヤホンでずっと音楽を聴き続けるという『イヤホン作戦』を実行することにした。
普段はイヤホンで音楽を聴くのは外でだけで、電車の中で聴くことも多いので、音漏れしないようにイヤホンはカナルタイプの、わりと高品質なものを使っている。
音漏れがしない=外界の音をかなりの割合で遮断する(周りの物音がほとんど聞えないので、歩いたり自転車に乗るときなどは危ないから使えないほど)=イエヤマネコのご飯コールも聞えない→どんなに鳴かれても無視できる→イエヤマネコ痩せる。
という寸法。
らくがワシワシワシっと一気に朝ご飯を食べてしまい、2時間もしないうちに「ごは~ん」とみょんみょんみょんみょん鳴き出したので、さっそくイヤホン作戦を開始する。
イエヤマネコが足元でしきりに口を開けたり閉めたりしている姿は目に入るが、声は聞えない。
しめしめなのだ。
声さえ聞えなければ無視できるのだ。
まとわりつくイエヤマネコを踏まないようにしながら家の雑用をし、2階でPCを使う。
らくはずっとワタシの足元に、べったりと張り付いているが、放っておくのだ。
夕方のご飯まで待たせるのだ。
と、余裕でPCを使っていたが、トイレに行きたくなってきた。
ワタシが立ち上がると、ワタシの足元に寝そべっていたイエヤマネコも跳ねるようにして立ち上がり、口を開け閉めしながらついてくる。
1階に降りると、山猫ご膳の前でお座りして、こちらを見ながら口を開け閉め。
無視してトイレだけ使い、ワタシはまた2階へ。
ついてくるイエヤマネコ。
ちょっとしたら、飲んでいたコーヒーがなくなった。
お茶を入れるために1階へ。
飛び起きて口を開け閉めしながらついてきて、山猫ご膳の前でスタンバイするイエヤマネコ。
顔が必死だよー。
うああー。
しかしカイヌシも負けてられない。
らくの催促に気がつかないふりをして、2階へ戻る。
座ってPCを使っている間はらくを見ないようにできるけど、その後もなんだかんだと、1階と2階を行き来する用事がちょくちょくある。
ワタシが動くたびにイエヤマネコは飛び起きて、スゲー顔で口を開け閉めしながら、体当たりしつつ、ワタシの脚を噛んだりしつつ、ついてくる。
らくを踏みそうで危ないので、移動するときには足元のイエヤマネコを見ないわけにはいかない。
あああスゲー顔だなあ。
聞えないけれど、鳴きっぱなしなんだよなあ・・・。
うあああああー!
というワケで、今日もまたカイヌシが負けてしまった。
7時に朝ご飯を食べて、9時まえからご飯の催促コールが始まって、ワシもだいぶ頑張った。
が、イエヤマネコはカイヌシ以上に頑張った。
午後2時、待望のおかわりご飯をワシワシ食べて、
「とっととだせ、みょん。」という目でワタシを一睨みしたのち、満足そうにペロペロとグルーミングなんかして、どっかりとソファの猫ベッドで寝はじめたイエヤマネコ。
お腹がいっぱいになったら、ワタシについてまわる気なんか、これっぽっちもなさそうだ。
イヤホン作戦で得たものは、ちっとも減らないイエヤマネコの腹肉と、イヤホンの使いすぎで痛むカイヌシ耳であった。
ごはーん!
そんなに食べなくても大丈夫です。
少しは痩せてくれ。
ヤーだよー