・・・・・。
そんなに腹肉を溜め込んで、らくや、いったいどうしたいの?
こうなったら体重を量ってやる。
怖がって逃げていても、モノゴトは解決しない。
現実を見つめるのだ!
カイヌシがなー!
で、本日のラクシュミーの体重は、
7.7kg
だった。
恐れていたほどは増えていない。
えがった~。
けど、3月10日の体重測定時から200g増量しているのだから、問題には違いない。
減量まではできなくても、せめてとにかく、増量に歯止めをかけたい。
うちにある体重計は、らくを量るために買ったもの。
うちにはずっと体重計がなくて、いっちゃんのときにすごく欲しかったけれど、買ったら毎日朝昼晩と量っては、50g増えたの100g減ったのと大騒ぎをすることが目に見えていたので、買うのは控えていた。
そのころのワタシは、すでにいろいろな数字が気になって気になって、数字にがんじがらめになっていた。
数値や数字ではなくて、見るべきものは、いっちゃんそのものなのに。
もし体重計があったなら、
「体重が50g減った!」
「大変だ、ご飯をもっと食べさせなくちゃ!」
それしか考えられなくなって、目を吊り上げながら、ただひたすらご飯を食べさせようと突っ走りそうだ・・・と、自分で思った。
いっちゃんの毛並みや撫でたときの感触や、食欲やいっちゃんの表情やご機嫌や寝ている様子やらの『いっちゃんの全部』よりも、『いっちゃんの数字(体重)』にばかりこだわってしまいそう。
数字ばかり見ていても意味がない。
自分でも分かっていたけれど、数字の呪縛は強くて、そこから自由になるのは難しい。
だからこれ以上、数字を増やすのはやめようと思った。
1日に何回も体重を量っては、細かいg数にいちいち反応するのは無駄なこと。
そんな時間があったら、落ち着いた気持ちでゆっくりと、ただいっちゃんを撫でていたほうがいい。
それに週に一度は通院して体重を量っているのだから、それで充分だと自分に言い聞かせていた。
けれど、ちっちゃいラクシュミーをもらったときには、ためらいなく体重計を買った。
量るのは、減っていく悲しさではなく、増えていく嬉しさなのだから、遠慮はいらない。
そして今は、増え続けていく恐怖を量っている・・・。
ぎゃ。
こんな展開になろうとは。
らくや。
もう太らないでー!