隣人との騒音問題。
何回か会っているし電話でも直接話し合っていて、その度に丁寧な返答をいただいているのだが、いっこうに改善されない。
なんでやねん!
隣人、言うこととやることに差がありすぎる。
話し合いのときだけ、テキトーなことを言っているような感じはしないのに。
もしや、人格に異常が?
それともビョーキ?
非常に不思議だったのだが、昨夜の出来事をきっかけに謎が解けた。
隣は友人同士の男二人、ルームシェアなのだが、ワタシが会った事があり何度も話しをしているのは一人だけ。
メガネをかけている人なので、彼を仮にメガネさんとしておく。
さて、昨夜の25時。
ギャハハハハ~と突然バカ笑いが響き渡り、それから床を踏みしめているかのようなドンドンという足音を立てながら家の中を歩き回り階段の昇り降りをし、その間、ずっと大声でしゃべっている。
25時半。
話し声と足音はやんだが、ゴトゴトガタガタ、何か始めた。
26時。
ウフフフフ~ウフフフフ~と笑い出す。
ずっと笑っている。
ときどき何かしゃべっている。
26時半。
いっこうに笑い声&ボソボソしゃべる声がやまないので、くりくりが天袋に顔を突っ込んで、
「聞えてますよー」と、小さい声で呼びかける。
そんなことをやったのは、昨夜が初めて。
長屋の2階の天井裏が全部繋がっているらしく、声はそこから漏れてきていると思われるからだが、小さい声なのは、隣の更に隣の住人の迷惑ならないように。
とにかくそんなことをしてしまうくらい、笑い声が気持ち悪くて、聞き続けるのは限界だった。
しかしくりくりの声が小さすぎて聞えなかいのか、ウフフフフ~はやまない。
ここでワタシは、メガネさんに電話。
夜中の2時半に電話なんかしたくない。
常識的に考えれば、明日まで待ってかけるべきなのは分かっているが、笑い声があと何時間も続くかもと思うとこちらのキが違いそうなので、気力をふり絞ってかける。
メガネさん、ツーコールで出る。
平謝り。
謝ってくれるよりも、なぜ言うこととやることがこんなに違うのか?と説明を求めると、
「ボク、今、家に居なくて・・・。すみません、電話してきつく注意します。」というお答え。
家に居ないですって?
その一言で、今までの数々の疑問や、メガネさんと話すたびになんとなく感じていた違和感が解け、すべて辻褄が合った気がした。
メガネさんは午前11頃に仕事に出かけて、帰宅は早くて22時くらいだそう。
今日のように遅くまで仕事をしていることも、ときどきあるらしい。
で、隣がうるさいのは、メガネさんが不在のときのようだ。
以前から、聞えるのはいつも一人の声だけだが、メガネさんの声は小さいor響きにくい声質かなにかで、同居の友人のしゃべり声や笑い声だけ聞えてくるのかと思っていたが。
どうやら彼が、一人の時に、のびのびと騒いでいるらしい。
この友人のほうは顔を見たこともないので(声だけはイヤってほど聞いているが)、仮にカオナシとしておく。
カオナシ!
ウッセーのはおまえだけかよ!
そして一方くりくりは、ワタシが電話している間に再度天井裏に向かって、今度は少々大きめの声で
「聞えてるよ!うるせーよ!」と言ったところ、
軽快な声で
「はい、分かりました!」
という返事が返ってきたそうだ。
・・・・・
それでやっと静かになった。
メガネさんとの電話で、疑問も解けた。
しかし新たな問題が。
メガネさんが居ないのなら、25時のバカ笑いとしゃべり声は、カオナシが電話をしていたのかもしれない。
しかしその後のウフフフフ~とぼそぼそ声は、一人で笑ってしゃべっていたということになる。
ウフフフフ~は深夜によく聞えてくるが、メガネさんとヒソヒソ話をしているのかと思っていたけど。
いつもはもっと小さい声で、気持ち悪いことは悪かったけれど、それでも気を遣っているのだろうなと思われる音量だったので、それについては今までは、隣に何か言ったことはない。
今日はいつもよりずっと大きなウフフフフ~だったのは、一人だから遠慮なく笑っていたのだろう。
ウフフフフ~ウフフフフ~
深夜に一人で、何時間も、ウフフフフ~。
それに、深夜一人で笑っているときに天井から「ウルセー」という声が降ってきたら、明るく元気にごく普通に
「はい、分かりました♪」って返事ができるものだろうか?
びっくりして固まって、シーンとするなら理解できるけど。
こういう騒ぎは今までに何回もあって、つい3日前にもメガネさんが
「深夜早朝には、2階の西側の部屋では、大きな声や大きな音を出しません。」
と約束してくれたばかりなのに。
当然カオナシにもそれは伝わっているはずで、それですら、もう何回目の約束だよって感じだったのだが。
カオナシ、心かオツムに不具合があるのか?
大学生にもなって、友人が監視していないと騒ぎ出すってなんなんだ。
だいたいこの人、一歩も外に出ないんだよ。
毎日24時間、ずーっと家にいるんだよ。
メガネさんがいつ寝ていつ起きて、いつ出かけていつ帰ってきたかなんて、まったく気がつかない。
カオナシだけ、寝てても起きてても存在をアピールしてくるから、知りたくないけど分かっちゃうんだよ。
という騒ぎがあって、ほとんど眠れず今日の朝。
ワシ、労働がなくてよかった(くりくりは昼から行った)。
心身ともにどっと疲れて、何もやる気がせずボーっとすごす。
しかしそのうち、カオナシが本当にイっちゃってる人だったらどうしようと怖くなり、管理会社に電話して現状を訴える。
管理会社は、本人から直接話しを聞いてみるという。
夕方、管理会社から電話あり。
結論から言うと、カオナシは暇な大学生で、パソコンを使いながら笑っているそうだ。
今は春休みかなんかで毎日家に居るんでしょう、厳重注意しておきましたので、という話。
ネットかなんか見て笑っていたのだろうが、一人で何時間もしゃべりながら笑うのって普通か?
とか、
いくら春休みでも、1月半ばに越してきてからぜんぜん外に出ない、友人と会ったり買い物に行ったりもしないって普通か?(少なくてもワタシが家に居るときには必ずカオナシも在宅している)。
と思ったが、まあそれは本人の勝手だろう。
気持ち悪いが。
夜の9時くらいに管理会社の人がうちまで来て、謝ってくれた。
うちだけのためにわざわざ来たわけでは、もちろんない。
別の用事のついでに寄ってくれた。
うちの後に隣にも行き、何か話している声とカオナシが「はい、はい」と返事をしている声が聞えていたので、ダメ押しで注意をしてくれたのかもしれない。
そして夜も更けてきて、24時近く。
そろそろカオナシが活発に活動を始める時間だが、今のところ、非常に静かだ。
メガネさんは今日も仕事で遅くなるそうだから、カオナシ一人のはずだが、なんの物音も声も聞えない。
今までも、静かになって安心していたらまた騒ぎ出すという経過を繰り返しているので油断はできないが、今回初めて管理会社から注意されたことで、いつもより長くもってくれるといいのだが。
近々、ぎゃおす長屋の防音工事をしてもらうことになっている。
さんざんカオナシがうるさいと書いたが、一般的な防音性能がある建物ならば、カオナシの声も決して非常識という大きさではないはずなのだ。
大家さんの負担で、隣の床にカーペットを敷いてもらうことにもなった。
床がフローリングのままだと、例えば携帯電話を床に置いただけでも、ゴ~ンとこちらに響いてしまうようなので。
つまり建物の造りが問題なのであって、カオナシは普通に(=あまり気を遣わないで)生活しているだけなのだ。
でも、こういう建物なので、特に深夜は声や音に気をつけてくださいという簡単なことが理解できないカオナシもナンダカナーと思うが。
しかも、防音工事が完了するまでの間、せいぜい1週間か10日ほど、2階の西側の部屋でだけ声の音量に配慮して欲しいとお願いしているだけなのに。
ああ疲れた。
寝不足で肩凝りがひどくなったので、夕方からプールに。
疲れていて眠いのに、カッパ降臨。
水の中では絶好調。
ワハハハハっ!
そういえば昨日までは、風邪が治りきらなくて調子が悪かったが、気がつけば今日はそれも治っている。
昨夜の怒りでアドレナリンがドバドバ出て、治ったのかもしれない。
カオナシのおかげか。
怒りのアドレナリン療法。
でももう、金輪際いらんがな。
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らくは隣のカオナシよりも、外の猫さんが気になるそうです。