[ カテゴリー » カイヌシ » 音楽ネタ ]

パティとエディとジョニー

イエヤマネコのネタがない。
今日は写真も撮っていない。


ってことで、音楽ネタ。


もっと読む»


カイヌシの今日のヘビロテは、パティ・スミス。
日本でパティ・スミスの人気がどんなものか分からないけれど、ジョニー・デップのファンは多いと思う。
ってことで、パティ・スミスとジョニー・デップの共演の動画を貼ってみる。
もう一人のギターは、エディ・ヴェダー@Pearl Jam。


↓Dancing Barefoot(パティ・スミスの曲)
Patti Smith with Eddie Vedder and Johnny Depp


ジョニー・デップは、さえない身なりでアコギを弾いていても、やっぱり目立つ。
エディはギターのみで歌っていないので、本領発揮とはいかない感じだけど、余裕綽々のパフォーマンス。
そして、パティ・スミスの吸引力がサスガすぎ。
暗く重く深く、引きずり込まれていく感覚が心地良くてタマラン。


ワタシは高い声が苦手なので、特に女性ボーカルでは、よく聴くのは限られた人になってしまうけど、パティ・スミスは歌も声もルックスもワタクシ的にツボど真ん中。
あああ、パティったらカッコ良すぎるー!
ちなみにこの映像は今年8月のものらしいので、パティは63歳8ヶ月ということになる。


Dancing Barefootは、1979年に発売されたアルバム『wave』に収録されている曲で大好きなんだけど、他にもワタクシ的パティの名曲はいっぱある。
全部貼りたいけど、どこで止めていいのか分からないので、今日はもう一曲だけで。


↓Because the Night
78年発表で、ブルース・スプリングスティーンとの共作。



余談だけどDancing Barefootは、U2がカバーしてアルバムにも収録されている。
他にもいろんな人がライヴなどでカバーしているっぽい。
Because the Nighも同様のよう。


とここまで書いたら、ブルース・スプリングスティーンとU2のボノとパティの3人で、Because the Nightを歌っているライヴ映像を発見。
you tubeスゲエ。

— posted by hipi at 11:12 pm  

一人グラムロック祭り

先週、テレビで20世紀少年の第一部をたまたま観たら面白かったので、今日は第二部を観た。
映画の内容はさておいて、20世紀少年といえばT.Rex。
ってことで、マーク・ボランに敬意を表して今日は一人でグラムロック祭り。
その近辺の音楽が嫌い、興味のない方はスルー推奨。
もっと読む»

うっかり『もっとを読む』をクリックしてしまった、グラムロックを知らない若者たちへ。
音楽とファッションはいつでも密接な関係にあるけれど、グラムロックのそれは、洗練とかセンスの良さとかとは対極のところにあると私は思っている。
ギラギラで悪趣味で、ほとんどお笑いですらある。


かつてのオシャレを今見ると笑っちゃうというのはよくあることだけど、グラムロックのファッションは、最盛期の70年代前半でさえ悪趣味でほとんどお笑いだった。
カッコイイもんだと思って観てはいけません。
ワタクシは大好きですが。


↓T.Rex 『20th Century Boy』
20世紀少年の主題歌


ボーカル&ギターのマーク・ボランは、グラムロックのアイコンの一人。
ロックにはスリーコードの名曲がたくさんあるけれど、これもそのうちの1曲と思う。
なんだけど、マーク・ボランは声は独特だが歌が上手いっていうのとは違う。
ギターはきっぱりとヘタ。
特に顔が整っているわけじゃないし、背は低めで顔デカイ、足も長くない。


でも、カッコイイんだこれが。
衣装によっては、厚化粧コテコテの大阪のおばちゃんに見えることもあったりして落ち込みますが。
ああカッコ悪いなあ・・・なのに、むっちゃカッコエエ。
なんでやねん。
さすがロック・スターはスゲーなあ。


努力できる才能と、音楽のセンスと運があったら、ロック・ミュージシャンになれるかもしれない。
そこに整った外見と、ステージ度胸が加わったら、人気のあるロック・ミュージシャンになれるかも。
でも、上手いミュージシャンはたくさんいるけれど、上手いだけではロック・スターにはなれない。
ルックスが良いだけでも、なれない。
スターになる人は、他の人にはない『何か』があるんだなあと、マーク・ボランを観ているといつも思う。


↓同じ『20th Century Boy』を、デヴィッド・ボウイとプラシーボが演るとこうなる。


デヴィッド・ボウイはもう一人のグラムロックのアイコンで、マーク・ボランとお友達だったらしい。
ボウイがギラギラのグラムロックだったころの曲。
↓David Bowie『Starman 』


↓同じくDavid Bowie『 Changes』


素晴らしく悪趣味な衣装の数々。
こんなんが似合ってしまって美しいのは、ボウイしかいない。
このころのボウイの衣装スタイリストは、元Guns N' Rosesのギター、スラッシュのお母さん。
この他にももっとキョーレツなのはいっぱいあって、ギラギラのグラムの時代が終わってからも、ボウイの衣装には突っ込みどころがけっこう多いとワタシは思う。
でもいいの。
ワタクシはボウイに関しては、China Girlのpv以外はすべて肯定だから。
China Girlはボウイの曲だけど、イギー・ポップが歌ったバージョンのほうが好きだな。


ヘンなものを着ていても、鼻毛が出ていてもギターが似合わなくても、じいさんになっても、ボウイはワタシにとってのテッペンで唯一無二の存在で、ロック・スターを通り越して神。


次に行こう。
↓New York Dolls 『Jet Boy』

見た目はグラムだけど、音楽的にはロックンロール+パンクというジャンルはまだなかったけどパンク風味。
(マニアの人からは異議ありかも。)
ニューヨークドールズの最後のマネージャーは、マルコム・マクラレン。
マルコムはのちにロンドンでセックス・ピストルズをでっち上げてデビューさせ、パンクで世の中を引っかき回した。


ワタシ的には、ニューヨークドールズはボーカルの声質がいまいちアレなのだけど、ギターのジョニー・サンダースが好きなので、やっぱカッコエエ〜と思って観てしまう。
で、ニューヨークドールズは、演奏はドヘタです。
今どきは、もっとテクニックのある中学生がゴロゴロいそうだ。
でもそこはそれ、ロックですから。
テクニックだのなんだの、小賢しいアレコレをすべてスっ飛ばしてカッコイイ。
なんたって、パンクのアニキですから。


ちなみに当時のエアロスミスは、ニューヨークドールズと路線が被っていた。
80年代に再結成してからは、路線変更で売れて良かったっすね。


↓Johnny Thunders『I Was Born To Cry』


↓もいっこJohnny Thunders 『In Cold Blood』


ニューヨークドールズを脱退して、違うバンドをやって、そのあとのソロになったジョニー・サンダース。
上の動画ではだいぶマシだけど、ステージではいつも下の動画のようにヘロヘロのジャンキー100%。
シラフの時って、あったのかしらん。
キマっちゃってるからなのか、元々なのか、歌もギターもヘロヘロ。
でも好き。なんでかスゲー好き。


・・・・・・


そういや今、ワタクシの髪型は、マーク・ボランと同じですのよ。
元ガンズのスラッシュと同じともいう。
あくまでも似ているのはヘアスタイルだけですけど。
ボランと同化したかったわけじゃなく、ツイストパーマでグリグリに爆発させたら、結果的にボランと同じになった。


でも誰も、ボランに似ているともスラッシュのようだとも言ってくれない。
劇団員崩れの、新宿ゴールデン街の飲み屋のママのようだとは言われたけどな。


ドレッドは前にやったことあるし、次はモヒカンにしてみようかな。

— posted by hipi at 11:11 pm  

マルコム・マクラーレンの大風呂敷

ここは王国記なので、書くか書かないか数日迷ったのだけど、自分用のメモとして。
猫の話ではないので、スルー推奨。

もっと読む»

マルコム・マクラーレンが、8日にスイスの病院で亡くなったことを、翌9日のニュースで知った。


クソジジイになって、周囲を振り回しながら、100歳くらいまで生きそうなヒトだったのに。
ずいぶんあっさりと、逝ってしまった。


なんだろうな。
悲しいという気持ちとはちょっと違うのだけど、身体に力が入らないような。
強いていうならば、ひとつの時代が終わった、という感覚か。


彼の音楽とファッションと時代を読むセンスは、一時期は神に近いものがあったと思う。
あの時代、彼が広げた大風呂敷の上で、世界が踊った(含むワシ)。
偉大なミュージシャンやプロデューサーやファッションデザイナーは少なくないが、マルコム・マクラーレンはそういうものではなく、いってみれば稀代の天才詐欺師だった。
それでもあれだけ世間に影響を与え、商業的にも大成功をした人なのに、決してメインストリームにはならなかったところが彼らしい。


マルコムと同じ時代を生きることができて、楽しかった。
ありがとう。


さようなら、マルコム。

— posted by hipi at 10:08 pm  

The OrbもGN'Rも

猫の話は出てこない。
ライブ、しかも行けなかったというカイヌシの愚痴雑記。

もっと読む»

今日のThe Orb のライブ、行けなかったよー。
開演が24時なんだもん。
明日も休みじゃなきゃ行けないよ。
・・・ま、ね。
The Orbだからな、24時開演は正しいんだけどな。
残念だけど、今回は見送り。
アレックス、また来てよ~。


で、来月19日はGuns N' Roses のライブなんだが。
ガンズ、つかアクセル、ほんとに来るのか?
ちゃんと飛行機に乗る気あるのか?
なんて心配していたが、それ以前に19日は仕事が入ってしまった。
行けないよ~。


・・・ま、ね。
来るのはガンズじゃなくて、アクセル・ローズ・バンドだからな。
アクセルは好きだけど、初来日で観たオリジナルメンバーのガンズがカッコえかったんだよー!
という年寄りのワタクシなので、まあいいや・・・ってことにしておこう。

— posted by hipi at 10:38 pm  

生タラで取引&junoメモ

カイヌシがJuno Reactor@恵比寿で踊っていた間、ラクシュミーさんはお留守番。
カイヌシ帰宅後、らくさんはお留守番代として、今年初物の生タラ(の煮たの)をゲット。
らくは食べるのがヘタで、ご飯でもお水でもお皿から盛大にこぼすのだけど、ふと気づくとこぼれた生タラのカケラまで一片残さずきれいに食べてあった。


らくや。
これで貸し借りなしだよね?
09101015
カイヌシなくとも

09101106
なまタラあれば


以下、Juno Reactorのライブメモ。
ごく個人的な記録メモで、Juno Reactorに興味のある人にとってもない人にとってもまったく役に立たないものなので、スルー推奨。
もっと読む»

Juno Reactorライブ@恵比寿303。
前売りチケット7500円(当日券は9000円)。
会場入り口でボディーチェックあり。
会場内はセキュリティーだらけ。


肝心のライブは、音が悪すぎ。
音質もいいかげんヒドいが、バランスがあんまりだ。
仕方がないので、最前列から2列目にいたのをいいことに、ベンの顔を見て踊ろうとしたが・・・
べ、ベン?
いったい、いつの間にそんなお姿に?
以前はいまいち垢抜けない兄ちゃんという印象だったが、今日はなんつうか、70年代グラムの片鱗を引きずっているというか(実際にそういう年代の人だけど)、英国版ちょっと若くなった三輪明弘さんというか、年をとって恰幅のよくなったマイケルジャクソンというか。


以前の服装=どうでもいいようなTシャツ&もっとどうでもいいようなパンツ。
今日=黒いパンツ&黒いシャツで、袖口をヒラヒラさせながらギター弾いてた。


以前のヘアスタイル=天然パーマ気味の金髪短髪。
いかにも英国人男性の標準的ヘアースタイル。
今日=真っ黒けのストレートで肩までのセミロング。
サイド、つまり顔の輪郭にかかる部分だけ金髪。


以前の顔=見るからにすっぴん。
今日の顔=顔がやけに青白くて、目元にちょっぴりゴシック調のメイクをしていたように見えた・・・けど・・・。
ど、どうなんだろう?


junoのライブに来たのは3回目だが、前回から8年ぶりなので、いつからこういう姿になったんだろうと思いながらベンの顔を見ていたら、ものすごーく久々に
『大顔連』
という言葉を思い出した。
ボーイ・ジョージ、元気かなあ。


曲は新曲と昔の曲が半々くらい。
一番新しいアルバムは、はっきり言ってしまうと、juno終った・・・とワシは思った。
サイケデリックもトライヴァルトランスも、遥か彼方になりにけり。
でもそれは、ミュージシャンとしてのベンが終ったという意味ではなくて、ワタシの中でのjunoが終ったということで。
聞く側の勝手な好みの問題。


今日のメンバーは、ボーカルの白人女性1人(TAZ Alexander)、黒人男性1人(Ghetto Priest)。
パーカッション(Mabi Thobejane&アマンポンド?)が2人。
ギターは、ベンと日本人男性(スギゾーさん)の2人。
ドラムに白人男性1人(Greg Ellis?)。
キーボードもベン。
総勢7人の縮小構成。


パーカッションのおっちゃんたちは、相変わらずのとてつもないリズム感&笑顔がキュートだった。
女性ボーカルのTAZ は迫力だった。
ドラムの人は終始、満面の笑みで叩いていた。
スギゾーさんは、ワタシがいた上手とは逆の側で弾いていたので姿はあまり見えず、しかも音響バランスがめちゃくちゃだったので音はほとんど聞えずだった。


そして、ベン・ワトキンス。
音がアレとはいいつつ、楽しそうにギターを弾くベンが見れたのは嬉しい。
外見が変わっても、ギターを弾く様子はちっとも変わっていない。
ベンはキーボードも弾くし、作曲家とかプロデューサーとしての知名度のほうが高いのかもしれないが、やっぱりギタリスト・・・つか、ギターキッズなんだなあと思った。


でもって、オレ。
屋内の会場なので野外レイヴのようなわけにはいかないが、それなりには踊ってきた。
ダンス音楽のライブ会場でほとんど最前列にいたら、踊ってナンボ。
だから、周りを見ないで踊り狂ってるヒトがぶつかってきても、足を踏まれても、怪我人がでそうなほどではなかったらぜんぜんオッケ。
ちょっと後のほうで、音がひどいねーとかボヤキながらまったりと聴いているのもよろしいかと。
楽しみ方は人それぞれだから、なんでもアリなんだよ。


だ-けーどー。
アンコールの最後の曲のときに突然、どこからともなくキャーキャー叫びながら隣に現れて、
「あのひとー、えっくすじゃぱんのひとー!!」
「じゃぱーんじゃぱーん!!」
「えー、しらないーい!!」
「きゃはははは~!!、じゃぱーんだってー!!!!」
と、頭の天辺からピーピーと超音波声を出しながら最後までずーーーっと絶え間なくしゃべり続けていたオンナ2人だけは、カンベンしてくれと本気で思った。
なんせすぐ横にいたもんで、演奏されている曲よりも超音波のほうがでかい。
junoのライブには子供はめったにいないのに、なんで最後の最後になって、ワシの隣にギャルが湧いて出るのだ。
よりうるさかったほうの一人は、昔の神田うのさんにちょっと似ていて、黙っていれば可愛いと思う。
なのに、どこか具合でも悪いのか妙に身体をクネクネさせながらバカ丸出しの声でバカ丸出しの会話をしているから、どっからどうみてもバカだ。


この子たちは、映画館だろうがクラシックのコンサートだろうが、ピーピーと超音波でしゃべり続けるのだろうな。
で、そのうちバカが祟ってエラいめに遭う・・・なんてことは、おそらくはない。
常識とかマナーとか他人への迷惑とか場の空気とかを考える普通の人は、こういう類のイキモノには絶対にかなわない。
ワタシも人のことをアレコレ言えるようなニンゲンではないから、うっせーなとは思っても、放っておいた。
彼女たちの肩をトントンと叩いて
「皆さん音楽を聴きに来ているのです。あなたたちのおしゃべりを聴きに来ているのではありません。会話したかったら外でしてください」
と申し渡すなんていう面倒くさいことをする義務もない。
だからよっぽどの暴走をしない限り、彼女たちはどこからもダメ出しをされることなく、ピーピーといつでもどこでも好きなように振舞いながら、楽しい人生を送るのでしょう。
めでたしめでたし。


って、皮肉じゃないんだよ。
経済どん底とか悲惨な事件とかもあるけれど、日本は戦争をしていないし、そこいらで銃がポンポン鳴っているなんてこともなく、夜道を歩けばたちまち追いはぎにあい若い女性は押し倒されるなんてこともなく、やっぱり平和な国なんだと思う。
平和だからライブ会場でギャルがピーピー騒いだり、バカギャルがうるさいと年寄りが愚痴ったりできるわけで。
でもって、バカギャルも愚痴年寄りもそれなりに生きていけて、イエヤマネコが生タラをお腹いっぱい食べられるのだから、平和がいいです本当に。


2001年に赤坂で観たjunoのライブから。
オレンジ色っぽいTシャツを着てギターやキーボードを弾いているのがBen Watkins。


もうひとつ。
マトリックス効果で、おそらくはjunoの中で一番売れた曲のさわり部分。


もうこの際だから




来月はThe Ordが来る。
ベンが終った(かも)と思ったときには、もうワシにはAlex Patersonしかいないと思った。
上のjunoのライブ@赤坂でヘッドフォンを耳に当ててDJやってるハゲのおっさんなんだが、なぜかドラえもんとも競演している。


アレックスお得意のコケコッコーをもう一個

— posted by hipi at 11:08 pm  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0113 sec.
2024.11
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930