早朝、寝ているワタシの耳元で朝ごはんの催促をするラクシュミーの声で目が覚めて、半分まだ眠ったまま、
「いっちゃん、ごはん?」
と言ってしまった。
内容は憶えていないのだけど、どうやら目が覚める直前まで、いっちゃんの夢を見ていたような気がするのだが・・・
名前を間違えたことは、らくがうちに来たばかりのころは何度もあったけれど、もう何年もそういうことはなかったのに。
すごーく自然に、口からスルリと出てしまった。
その二日後。
猫ベッドで毛布をかぶって寝ているらくに、
「いっちゃん、寒くない?」
と言ってしまった。
これまた、ごくナチュラルに、当たり前のように。
なんで今頃になって、また呼び間違えるようになっちゃったんだろう。
寝ぼけていたからとか、らくが毛布を被って寝ていて顔が見えなかったからとか考えたけど、それじゃ無理がありすぎる。
ラクシュミーは、いっちゃんじゃない。
らく、ごめんね。
その後は、今日までのところ、間違えていない。
むしろワタクシ、今現在、真っ赤っかのラクシュミーの口の中のことで頭がいっぱいですからー。
でもそういうことって、関係がないような気もするが。
そんな状況でも、間違えるときには普通に間違えそうだ。
ダイジョウブか、ワシの脳みそ。
ラクシュミーさん、敬語の使い方が間違っていますよ。
・・・・・。
ごもっともです。
返す言葉もございません。