ナゼ大宮公園?
母は再婚して以来、埼玉県に住んでいるから。
大宮駅まで迎えに来てもらい、ホテルで花見懐石のランチを食べて、氷川神社にお参り。
今年の初詣のとき、深大寺でおみくじを引いたら『大凶』だったという暗い過去がワタシにはある。
もう一回引きなおしたら大吉だったので素早く立ち直れたが、正月から大凶なんて入れとくなよゴルァ!などと母と話しつつ、今日も氷川さまでおみくじをひいたら。
『大吉』だったよ!
うははははっ!
じいじは『平』だった。
平って初めて見たぞ。
母はひかなかった。
悪いのが出たらイヤだから、だそう。
ただの遊びですよ、お母様。
神社から隣接している大宮公園へ。
じいじが座っていたら、ワルそうなカラスが寄ってきた。
じいじの親友だそうだ。
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公園を出て、母の家に向かう途中。
名所でもなんでもない普通の道なので、桜見物の人もいない。
大宮公園も良かったけれど、普通に、日常的にある景色が綺麗だった。
埼玉、いいところだね。
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母の家に到着。
玄関先には、こんな寄せ植えが。
これは、いったい・・・。
ちっちゃい子が遊びで植えたようにも、奇才天才の渾身の作のようにも見える。
見ているうちに、ヘニャラ~と身体の力が抜けてきた。
センスがいいとか悪いとか、そういう次元では語れない、この絶妙のユルユル感。
凡人のワタシには、この組み合わせはとても思いつかない。
なんだか分からないけど、スゲエと思った。
家の中に入ると、網戸がこんなことになっていた。
網戸を丸く切り抜いて、縁にはきったなくガムテープが貼ってある。
ぎゃおす長屋もいい加減ビンボくさいが、これはあんまりだ。
なんでこんなことになっているのかというと。
茶々さま専用の離れを増築したためだった。
茶々は完全室内飼いだがお外に興味津々で、今までに何回も脱走をして、その度に大騒ぎになっている。
このケージは茶々が家に来たばかりのころ買ったもので、ぜんぜん使わないので処分しようとしたらしいが、外が大好きな茶々が思い切りお外の空気を吸えるように、庭で使うことを思いついたそうだ。
で、窓の前に高さを合わせたテーブル置いて、その上にケージを乗せて、室内から自由に出入りできるように網戸を切り抜いてしまったという。
母、大胆すぎだろー!
と思ったが、母曰く、「茶々が楽しそうだからいいのだ。」だそう。
「ママのアイディアなの!茶々はしょっちゅう別室に入ってるの!大好きみたいよ!」と、母もとっても嬉しそう。
しかし見た目とか、ちょっとは気にしないのか?
この家はネコが喜べば何でもいいのか?
・・・いいんだろうなあ。