「よしよし」
と頭を撫でたら、いきなりガブガブカッカッカッと攻撃された。
いつものことだが、今日はいつもよりらくのツメが尖っていたようだ。
カイヌシ、手のひらからピューと流血。
腕ならまあ良い。
手の甲も、ちょっと困るがまあいいだろう。
でも手のひらはやめてー。
労働に差し支える。
らくや。
ここ、これ。
赤くなって腫れたよー。
痛いよー。
仕事ができなくなったら、らくのご飯も買えないよー。
と泣きまねをしてみたけど、らくさん、威張った顔でこっちを見ているだけ。
分かりました。
もういいです。
というワケで、イエヤマネコとカイヌシの関係は冷え込んでいるのであった。
しらんがな。もー。