3ヶ月ほど前から行方不明になっていたのだが、昨日、おうちに戻ってきたそうだ。
ラッキーちゃんのニンゲンのお母さんが、近隣の地域猫のボランティアさん(すぐ近所の猫おばさんTさんとは別の人)に、ラッキーちゃんの写真を見せて、帰ってこないと話しをした。
すると猫ボランティアさんは、そっくりな猫を隣の駅の住宅街で見たという。
それで2人で捜しに行ったら、袋小路になっている住宅街の道に黒い車が停まっていて、その屋根の上では。
ラッキーちゃんが、のんびりと寝ていたそうだ。
いなくなったときにしていた首輪もそのままで、お母さんが「ラッキー」と呼んだら、駆け寄ってきた。
それで連れて帰ってきたそうだが、怪我もなく、元気そうで、体重は500g増えて5kgになっていたという。
ラッキーちゃんが居た近所には、お水の入った器を外に出してある家があって、そこでご飯をもらっていたのかと思いピンポンしたけれど、お留守だったそうだ。
帰宅してからのラッキーちゃんは、まるでさっき出て行って帰ってきましたみたいな態度で、それでも帰宅した昨日はずっと家の中に居たそうだけど、もう今日は朝から外に出かけて近所をふっ飛んで歩いているそうだ。
以前とまったく同じだね~と、嬉しそうにお母さんが笑う。
そこに話題のラッキーちゃんが、尻尾をピンと立てて通りかかった。
真新しい水色の首輪に着替えている。
今度のは連絡先の電話番号入りだそうだ。
隣の駅は、ニンゲンが歩いて15分弱くらいの距離しかないが、間には6車線の交通量の多い街道が走っている。
猫が渡れる道路ではない。
お母さんの想像だと、今年の春にラッキーちゃんの家の向かいで火事があって、全焼してしまった家を取り壊したり延焼した家の修復などで、工事の車が家の周りに何台も停まっていた。
ラッキーちゃんはそれらのトラックの荷台に乗って遊んでいるうちに、発車して運ばれてしまったのではないかという。
運ばれたのが、隣の駅までで良かった。
本当はもっと遠くまで行く車だったのかもしれないが、スピードが落ちたり停まったりしたときに、ラッキーちゃんが飛び降りたのかもしれない。
ご飯がもらえる場所で良かった。
初夏から夏という季節も良かったと思う。
本当に良かった。
ラッキーちゃんは名前の通りにラッキーだ!
写真は、今年の5月24日。
たぶん、迷子になる直前のラッキーちゃん。
ボランティアさんに見せた写真は、私がデジカメで撮ってプリントしたのを、以前に渡したものだった。
ラッキーちゃんのラッキーは、お母さんが諦めないで捜した努力の賜物だけど、私もほんのちょっとだけでもお役に立てたようで嬉しかった。
ラッキーちゃん、おかえり♪
お母さんが心配するから、夜はあんまり遅くならないうちに、毎晩ちゃんと帰るんだよ~。