背後からキジトラさんが登場。
ぎゃ。
この青首輪のコ、2週間くらい前に一回見かけてそれっきりだったから、おうちに帰ったのかと思っていたのに。
まだ路地にいたのか・・・。
つか、今日もまた散歩にきたの?
大きいコだし、ブニとケンカにならなきゃいいけどと思いながら見ていると、ズンズンとブニに向かって直進していくではないですか。
あわわわわ~
と焦る野次馬(ワシだ!)の心配をよそに、すっとその場を離れたブニ。
キジトラさんは、ブニが座っていたところで一旦立ち止まったのち、スタスタと通り過ぎていった。
その後姿を、少し離れたところから見送るブニ。
ネコたちの行動を見ていると、デタラメにうろうろして手当り次第にケンカしているワケではなくて、ちゃんとルールや秩序があるように見える。
青首輪のキジトラさんは、本格的に路地の住猫になったのか、ときどき通りすがるだけなのか分からないが、ブニや。
次々と若くてデカい猫が現れて、ブニも気が抜けないね。
ブニが何歳なのか見当がつかないけれど、いつかそのうち、路地は若いもんに譲って、悠々自適で安心・安全、のんびりと暮して欲しいと思う。
ニンゲンはたしかにろくでもないけれど、少しだけでもニンゲンを信用してくれないかなあ。