そのあと急に心配になったのか、普段は足を踏み入れないくりくりの部屋まで点検。
敵はいなかったらしく、すんなりとラクシュミー&ワタシの部屋に戻ってきたイエヤマネコ。
いつものように外の見張りをはじめたけれど、ヒトベッドをさっき、壁から少し離したんだよ。
タオルケットや夏掛けのときにはいいけれど、しっかりした掛け布団だと、ベッドが壁にくっ付いていたら掛けにくいんだもん。
だけどベッドと壁が離れていると、らくは案の定、見張りがしにくそう。
すぐに落ちる。
つっぱって落ちて、つっぱって落ちてと、しつっこく永遠にやっているラクシュミーさん。
う。これは・・・。
あああああーカイヌシの負けかしらー。
ベッドをくっつけて、元に戻すしか~。
これでいかがでしょうか。
そうですね。
カイヌシの都合よりも、イエヤマネコの任務ですよね。
本当はベッドを窓際から移動させて、位置を変えたいんだけどな。
そんなこと、とても言えない。
はい。分かりました。