らくが「おくじょう~」というので、渋々屋上へのドアを開けると、らくさん、あっという間にドア横のすき間からお隣へ脱走。
隙間をくぐるイエヤマネコの腰の辺りをはっしと押さえたのだが、つるつるにゅるんと逃げられてしまった。
ドア横のすき間は、ネット+空の植木鉢で塞いでいるのだけど、風で鉢が動いたらしく、ちょうどイエヤマネコ1匹が身をくねらせながら通れるくらいの穴が開いていた。
そこを塞ぎながら、
「あ~捕まえに行くのメンドクサー。
夜中だからお隣をピンポンできないしー、こっそり入って見つかったら不法侵入だしー。
ほっといてもそのうち帰ってくるんじゃね?」
とか思っていたら、らくさん、ばびゅーん!!と、エラい勢いでこちら側に戻ってきた。
ワタシの前で急ブレーキで止まったという感じで、ネットを持ち上げてやるとデブとは思えない身のこなしで狭い隙間をくぐり、そのまま家の中に飛び込んで、ドスドスドスと階段を降りていった。
ネットを修復してからワタシも部屋に戻ると、らくさん、2階の床に腹ばいになって、じ~っと固まっている。
「らく、どうした?」と声を掛けると、
「あんあんあん」なんて可愛い声で、いつになく返事をしている。
らくさん、様子がちょっと変。
お隣での滞在時間は、10秒もなかった。
屋上からこんなに早く部屋に戻ることも、通常はない。
らくや。
お隣の屋上で、何かコワイものでも見たですか?
何かって何だろう・・・?
追記・1時間もしたら、すっかりいつも通りになって、食べておっぴろがって寝ていたラクシュミー。
それにしても、お隣の屋上でいったい何が?
写真は7月10日の。