昨日は真夏のように暑い日だったが、今日は真夏よりも暑かった。
天気予報の最高気温は33℃になっているが、エアコンに表示されている外気温度は37℃。
窓を開けても熱風しか入ってこないので、閉めきってエアコン。
こんなに暑いのに、果敢に屋上に飛び出した農園主。
明日から3日間くらい雨らしいから、屋上を堪能するのも今のうち。
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夜。
月が大きくて明るくて、とても美しかった。
しばし立ち止まって、月光を浴びながら眺める。
何年も前の、昔の話。
海の向こうの水平線から満月が上がってきて、それまで自分の指先も見えないほどの漆黒の闇だったのに、ビーチやヤシの林が明るく照らされ、景色が立体になって陰影がでた。
月の光の明るさに驚き感謝した、電気のない小さな南の島の夜。
月の光の美しさに感動以上に感謝したのは、そこいらじゅうに牛がゴロゴロと寝ていたからなんだが(インドじゃないけど)。
椰子の木がボンボン生えているケモノ道を歩かないと宿に帰れないのに、うっかりトーチを持って出るのを忘れてしまった。
日が暮れたら真っ暗すぎて方向は分からないわ、寝ている牛を踏んでしまいそうだわで、怖くて動けない。
どうしようと思いながら海を見ていたら(といっても真っ暗で何も見えないのだが)、水平線からずんずん満月が昇ってきて、あたりが明るくなったというわけ。
月の光のおかげで、寝ている牛を避けて歩いて、無事に帰れた。
本当に助かった。
お月さま。
その節はお世話になりました。
ありがとう〜。