ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

帰宅後、らくがスリスリと寄ってきて、カイヌシの手をベロベロベロべロ。
これは、
「おかえり！カイヌシ、おかえり！」
という喜びの表現ではなく、
「おかえり！ネコカン、おかえり！」
という、ご飯の催促。


たしか2〜3ヶ月前に、はじめてラクシュミーに手をベロベロ舐めてもらって喜んだということを書いた。
それ以降しばらくは、カイヌシをベロベロすることはなかったのだけど。


ひと月ほど前のある日、ワタシの行くとこ行くとこ追いかけてきて、いつまでもいつまでもビョンビョンミョンミョンと鳴いてご飯の催促をしていたラクシュミー。
放っておいたら、足首に飛びつかれてガブガブ噛まれた。
いつものことで、痛いけど怪我をするほどではないので、「ガンバレ、オレ」と心のなかで唱えつつ、これも放っておく。
するとらくさん、突然に、しゃがんだカイヌシの手に頭を擦り付けて、ベロベロベロベロ〜、ベロベロベロベロ〜と舐め始めた。
カイヌシ、びっくり。
思わず追加のご飯を出した。


そしてそれ以降、ご飯の催促のときには、手のベロベロという技が組み込まれることとなった。
普段はアイソのカケラもないくせに、そいうときだけは身も世もなくクネクネスリスリ、ベーロベーロベロベロベロ〜っとサービス満点。
そして首尾よくご飯をゲットしたあとは、またいつものとおりにアイソのない態度で、カイヌシなんて目にも入らんみたいな顔してグルーミング。


らくもご飯を得るために、知恵を絞っているらしい。

昨日、サエコポンちに出かける前のラクシュミーさん。


帰ってきたときのラクシュミーさん。


昨日のスイカの会での一番の衝撃は、実は、タラちゃんが小さく見えたことだった。


今まで何度もサエコポンちにお邪魔しているが、毎回、
「タラちゃん、大きい！」
と思っていた。
ところが昨日は、タラちゃんが小さく見えた。
なぜか？
タラちゃんが縮んだのではないようだ。
すると、答えはひとつしかない。


らくや。
カイヌシは楽しい楽しいスイカの会で、密かに焦っていましたよ。
あなたタラちゃんが小さく見えるほど太らなくてもいいと思う！


・・・そうか？


それならいいけど、そうじゃない気がするから困る。

ラクシュミーはどこで生まれたのか分からない。
誕生日も正確な日付けは分からない。

赤ちゃんの頃、どんなふうに育ったんだろう。
母乳はしっかり飲んだのかな。

兄弟姉妹はいたのかな。
らくの両親や兄弟は、みんな元気にやっているのかな。

らくの血縁には、どんな柄の子がいるんだろう。

ラクシュミーを眺めながら、ときどき、そんなことを考える。

親の顔が見てみたい。

らくのお母さん、お父さん。
らくを産んでくれてありがとう。
元気でいてくれますように。

らくは頭を撫でられた瞬間、おもろい顔をするのだけど、写真に撮れない。
ポケーっと口を開いて、こういう表情になっちゃうらしいのだけど、
↓ピンぼけ

↓これは首撫で

↓こういう顔ならボケずに撮れるんだけど。

↓また、ぼけぼけ

流水ショーを見物しながら飲む水はオイシイですか？

らくがうちに来たばかりの頃は、らくがご飯を食べるたび、トイレに行くたびに
「スゲー！一人で食べてる！」
「スゲー！自分でうんこちゃんした！おしっこもした！」と驚いていた。
しかし、あっという間にそれが当たり前のことになり、今はおしっこ結界で騒いだりしているのだが。
王様館の移転作業で、久しぶりに闘病中のいっちゃんの写真を見ていて、改めて思った。


らくさん。
勝手に居心地の良い好きな場所に移動して




自分でグルーミングするから（お尻の穴はのぞく）、カイヌシが手を出さなくても被毛はキレイで


放っておいてもお腹が空けば、ワシワシワシワシご飯を食べて。
・・・って、ちょっと食べ過ぎじゃないですか？

自力で排泄してくれる

なんて手がかからないんだろう。
びっくりする。


排泄するのが、たとえトイレ以外だったとしても、詰まることなくスムーズに出ているのだから、なんてことない。
ああ、楽ちんだ。

でも、らくや。
手がかかってもいいんだよ。
いっちゃんに完璧なお世話ができなかったように、らくにも完璧にはできないっていう自信はある。
だけど、もしもカイヌシのサポートが必要なことがあったら、伝えてほしい。
平気なふりはしなくていいから。


わかった？

ほんとかー？
よろしく頼むよ。