ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

朝、窓を開けたら、お隣の屋根の上には茶色ちゃん。

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らくは見てはいるけど、どーでもいいって感じ。

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すき間地面に来る猫たちにはあんなに怒るのに、これくらい離れていると無関心なんだな。


この茶色ちゃんは、去年の初夏頃に生まれた子だと思うけど、生後1年ちょっとでこんなに精悍な顔つきに。

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言い方を変えると、険しい目つきってことなんだけど。
お外の生活は、楽しいこともいっぱいだけど、苦労も多いよね。


らくの目つきも、これはこれでアレだけど。

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5年前の今日は、いっちゃんの跡継ぎ候補として、ラクシュミーがぎゃおす王国にやってきた日。
だから今日は『イエヤマネコぎゃおす王国入り記念日』なんだけど、あいにくとワタクシは労働だった。
遅くならないで終わったので、帰りにラクシュミーへのプレゼントを買いに行ける時間は充分にあったのだけど、あまりの暑さに気力がなかった。
でっかい荷物を引きずって、夕方の混んでるスーパーに行く根性もないので、お刺身などもなし。
まったく、なんにもなし。
というか本当は、初めからプレゼントを買うつもりもなかったのだが。
何か良さそうなものがあると、そのときに買ってしまうから、特別にプレゼントていったって何も思いつかないんだよ。


それにしても5年前の今日は雨がショボショボと降ってて肌寒いくらいだったのに、今日のこの暑さは何ごと？
ケンカ売られてんのかと思った。
暑さには勝てるワケもなく、へろへろ～っと帰宅して、らくと一緒に冷房のかかった部屋で昼寝（夕寝）をしてしまい、ふと目を開けるとらくがいない。
最近は、ベッドの下で寝ていることがけっこうあるので、ぶら～んと逆さになってベッドの下を覗いてみると

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らくや。
平和だね。


らくは王様の跡継ぎ候補としてやってきたけれど、今でも候補のまま進展はなくて、つまりはただの5歳のネコ。
それでも、ラクシュミーのらくは『楽しいのらく、楽ちんのらく』っていうところだけは、しっかり押さえてくれてる。
それで充分です。
王様にならなくてもいいよ。
らくのままで、楽ちんに長生きしてください。

朝、家を出たとき

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夜、帰ってきたとき

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18時間以上もずっとここで寝てたのかと思ったが、陽が落ちてから屋上パトロールにいったそうだし、多少の運動はしたらしい。
くりくりもいなくて、一人でお留守番のときには、おそらく


◎数メーター先の山猫ご膳まで7往復。
◎2階の山猫トイレまで1往復


くらいで移動は終わっているのではなかろうか。
なかなかねー。
痩せないよねー。

朝、窓を開けたら、

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三毛ちゃんがいた。
久しぶり～。
と声をかけたら、らくさん、唸りながら網戸に突進。
三毛ちゃんは逃げてしまった。


らくは、すき間地面にやってくる猫たちが、本気でイヤみたい。
ここに越してきたばかりの頃は、外の猫さんたちを興味津々で眺めていたけど、玄関ドアにおしっこスプレーをされたあたりから
「ゆるせねえ」
な態度になった。
今年に入ってからは、すき間地面にやってくる猫たちに、片端からう～う～と威嚇していた。
お客ネコはだんだんに減っていって、そして今は、とうとう誰も来なくなった。

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ぼーっとしたイエヤマネコも、ヤルときにはヤル。
でも、そんなにガンバラなくても大丈夫だよ。
ぎゃおす長屋の中心は、ラクシュミーなんだから。

24日になったばかりの0:30am頃、そろそろ寝なきゃと思っていたら、部屋がユラユラ～ユラユラ～と揺れだした。
地震だー。
大きくなるのかな、このまま収まるのかな、らくのキャリーを用意しようかどうしようかな・・・
と考えている間に、グラグラグラと揺れが大きくなった。
ユラユラ～のときには天下泰平にヒトベッドでおっぴろがってたラクシュミーも、グラっと来た瞬間にはクルンと腹ばいになり、頭を持ち上げている。
ワタシはとっさにラクシュミーの上にかぶさって、両手で身体を抱くようにしていたら、そのうち揺れは収まった。

らくさん、いつもはちょっと触っただけでガブガブ噛んだりニュルニュル逃げるのに、グラグラの間はじっとしてワタシの腕の中にいた。
怖かったのかもしれない。
らくも案外、イザというときにはカイヌシを頼りにしてくれるのかもしれない。


地震は東京23区では震度3だったそうだ。
震源地に近い東北地方では、震度6強だったところもある。
大きな被害が出ませんように。

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地震

最近のイエヤマネコ。
昼間限定だけど、タワーハウスで寝ていることが多い。
去年も今年も、夏になってから急に入るようになった。

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つか、そこ、暑くないの？


いっちゃんも真夏の昼間には、押入れ上段の靴下入れにスッポリとはまっていた。
部屋の中でもっともHOTな場所のひとつと思われるのだが。

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ネコ、暑いときには暑い場所がイイのか。
暑いときに食べる熱々のカレーがウマイみたいに（違・・・）。


話しは戻って、ラクシュミー。
夕方近くになると、ハウスから出てきて玄関前に伸びていることが多い。

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これもわからん。
他より涼しいわけでも暑いわけでもない、位置的にも中途半端な場所なんだけど。


暗くなると、2階のらく＆ワタシの部屋へ。
部屋の入り口付近でおっぴろがっている。

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これはちょっと、分かる気がする。
ここには部屋の冷房と、他の部屋の窓からの風が入り混じって流れている。
エアコンと自然の風と、どちらも楽しめるという贅沢なポイント。
海水と淡水が混じりあう、汽水のような場所なんだね（これも違・・・）。


夜も更けてくると、ヒトベッドに移動。

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本格的に眠るときには、フカフカなところがやはり具合がよろしいようで。
でも、それがなぜヒトベッドであって、ネコベッドではないのか？
ネコベッドもフカフカだし、ヒトベッドより低い分、さらに涼しいと思うのだが。
ヒドベッドのほうが広いので、思い切りおっぴろがって放熱できるから？


並べて書いてみると、らくのお気に入りって、「そこですか？なんで？」と突っ込みたくなる場所が多い。
冬は単純に暖かいところにいるので、分かりやすいのだけど。
イエヤマネコの夏の生態は謎だらけ。
（夏に太るしなー）