山猫トイレ&山猫ご膳と共に、朝っぱらからくりくりの部屋に閉じ込められたラクシュミーさん。
洋服ラックと布団の隙間にはさまって、ギンギンの目で固まっている。
だって隣の部屋(らく&ワタシの部屋)では、知らないおじさんが2人、ドカドカギュインギュインとやっているから。
らくや。
おじさんたちは防音工事の人たちですよ。
隣人カオナシのイビキや笑い声が聞えなくなるように、長屋の天井にグラスウールを突っ込んでいるのです。
いくら説明しても、ラクシュミーはギンギンになって固まったまま。
どうしようもないので、適当に放っておいた。
12時になり、おじさん達はお昼ご飯に出かけていった。
らくをくりくり部屋から開放すると、さっそく家中をくんかくんかと点検して回る。
ときどきワタシの顔を見ながら、ぎゃーと鳴く。
不満の表明?
1時になり、おじさん達が戻ってきたので、らくを再びくりくり部屋に。
しかしらくさん、今度は洋服ラックの隙間に隠れもしないで、部屋の中をウロウロミョンミョン。
やけに落ち着かないが、トイレはちゃんとしたし
午前中ほど怖がっているわけではなさそうなので、らくを残してワタシだけ1階に降りた。
すると5分ほどのち、テテテテテ~と階段を降りて1階にやってきたラクシュミーさん。
え?
えええええー?
部屋の出入り口は占めてあるが、ベランダへの窓は開いていた。
ベランダから隣の工事中の部屋に移動し、そこから1階に降りたらしい。
ドカドカやっている工事箇所は、部屋の出入り口のすぐ横なので、らくは工事音&おじさん達のすぐ脇をすり抜けて1階に来たことになる。
そのとき1階は、資材の搬入で工事の人が頻繁に出入りするので、掃き出し窓が開けっ放しになっていた。
らくを置いておくには非常に不適切な環境なので、すかさずイエヤマネコを捕獲して、くりくり部屋に再度投入。
しかしらくさん、くりくり部屋に入れたとたんにギャーギャー鳴いて、再びベランダに出て行ってしまう。
工事部屋の網戸は閉めたので、進入はできないけれど、窓の前に張り付いて工事を見学。
ときどき「ギャー!」と、文句らしきものも言う。
どうも全然怖がっていなさそう・・・
つか、くりくり部屋から出せとミョンミョンうるさくて敵わないので、もう好きにさせることに。
1階の窓を閉めてから、イエヤマネコ開放。
工事の人には、両手に荷物を持った状態でいちいち窓を開けて出入りしてもらうことになり、不便をかけてしまうが、午前中ほどの頻繁な出入りはないので許してもらおう。
開放されたイエヤマネコは、いつもの山猫ご膳の前で「みょ~ん」と鳴く。
らくや。
ご飯はくりくり部屋ですよ。
言っても分からないようなので、お膳を元の場所に戻した。
らくさん、工事の音がゴンゴン、おじさんウロウロの中で平気でお食事。
ご飯を食べたら、タワーハウス。
タワーは部屋を挟んで階段の真正面なので、2階から降りてくるおじさんの動きを逐一見張っているもよう。
タワーから降りたと思ったら、階段を半分ほど登って上の様子を伺っているラクシュミーさん。
おじさんが降りてきたが、らくが真ん中で頑張っているので通れない。
ラクシュミーのすぐ上の段までおじさんが降りてきても、らくは平気な顔をしてどかないから
「ちょっと通してくれるかな?」
とお願いされたイエヤマネコ。
抱っこしてどかしたら、ソファにどっかり。
2階のことは気にしてはいるのだが
おじさんがすぐ横を通っていっても、やっぱり平気。
まあ、いいか、みょん
そんなこんなで工事は夕方には終り、らく&ワタシの部屋を片付けると
自分の陣地を主張するかのように、さっそく部屋でおっひろがるイエヤマネコ。
らくが足をかけている押入れの上が、まさに工事をしていた箇所。
はいはい、らくの場所ですねー。
このあと隣人と電話で話しながら、声の漏れを確認。
怒鳴るような大声なら聞えるけれど、特に気を遣っていない程度の通常の話し声は聞えなくなった。
これならイビキも、ウフフ~も大丈夫そう。
今日はバタバタしたけど、工事の効果があって良かった。
それにしても、らくや。
アナタ工事も工事の人も平気だったのね。
・・・なんで?