ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

ラクシュミーさん、エアコンライフを満喫中。

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ぼけーっとして、のびーっとして、天下泰平うらやましい。

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わ！
らくや、アナタ漢字もしゃべれるの？

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いやいやいやいやいや。
スプレーしなくても、お外の猫さんは家の中には入ってきませんからー！
臭いだけだから、ところ構わずおしっこひっかけるのは、やめてください。

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らくさんや。
手元の電話でどうするの？

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カイヌシのために、何かオイシイ仕事でもゲットしてくれるの？

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そんなわけないな。
だって、らくだもんね。
自分のためのオイシイを、金に糸目をつけずに注文しそうだ。

朝起きたら、ワタシの顔のすぐ横でイエヤマネコがおっぴろがって寝ていたー！
顔の横で寝てくれたのは初めてじゃないか？
今まであったっけ？


でも、わざわざワタシの顔の横に来て寝てくれたワケではない。
昨夜、らくは冷房にあたりながら、ヒトベッドで熟睡していた。
ワタシが寝るときもそのままだったので、カイヌシであるワタクシはおっぴろがっているイエヤマネコの横にそっと枕を置いて、ベッドの隅っこに横になった（横になれるスペースがあってラッキー）。
いつもなら、らくはトイレやご飯で夜中に起きて、そのあとカイヌシの足元に戻ってくることはあるけれど、顔のそばに来ることは絶対にない。
『カイヌシの顔のそばというポジション』が嫌いなのか、『カイヌシの顔そのもの』が嫌いなのか分からないけど、らくに顔を寄せると、それだけでスゲー嫌そうな表情をされて、寝返りをうたれたり立ち去られたりする。
そんなだから、らくが自分からカイヌシの顔のそばにくることは、絶対にない。


つまりらくさん、昨夜はトイレにもご飯にもいかずに、うっかりとカイヌシの顔のそばで熟睡したまま朝になってしまったらしい。
らくとしては「油断した！」とか思っているのかもしれないが、ワタシは嬉しかったのだ。
たとえ頭が半分ベッドから落ちてて、首が痛くなっていたとしても。


目を開けるなり、茶色の丸い塊が見えた朝。
あはははは～。
素敵なのだ♪

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朝の6時半。

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勘弁してください。
カイヌシはもう出かけなくてはなりません。


でもこのくらい暑い季節になると、農園主は早朝か日没後しか屋上に出られない。
明るいうちの見回りは早朝だけがチャンスなので、農園主の事情も分かるのだけど、今日はダメです。
ごめんね。


しかしらくや。
あなた5分前までグースカ寝ていたじゃない。
カイヌシと一緒に1時間前に起きて水遣りに付いてくれば、屋上見回りの時間もあったのに。
そのくせカイヌシが休みでゆっくり寝ていたい日には、朝の4時半頃から絶好調で走り出して、ご飯と屋上を催促するよね。


・・・ワタシタチ、気が合わないのかしら？
それとも性格の不一致？
どちらにしろもうちょっと、空気を読んでくれませんか？

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・・・ムリだろうなあ。
だって、らくだしなあ。

冷房の効いた部屋（２階）でグルーミングするラクシュミーさん。

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カイヌシはかつて、寒いのがとっても苦手だった。
トーキョーの冬の寒さに耐えられず、毎年12月～2月の丸3ヶ月間を、熱帯の国に逃亡していた時期もあったくらい。
暑いほど元気になったし、適温は30～40℃です４５℃になるとちょっと暑いかしら？とか言っていたのに、一昨年の夏から、突然に暑いのがダメになった。
仕事のとき、荷物を持って駅まで行ったら、もうそれだけで疲労困憊して家に帰りたくなる毎日。


一昨年は暑かったので疲れたのかもと思っていたが、昨年はもっと暑くて、『夏は苦手だー！』という意識が芽生えた。
で、今年はもう早々に、冷房をつけているというこのていたらく。
あー、暑いのイヤだなあ～。


らくも冷房が大好きなので、エアコンのかかっている部屋に入り浸っている。
１階は冷房しなくても窓を開けておけばけっこう涼しいのだが、自然の涼しさよりも、『エアコンの効いた部屋』のほうが好きみたい。
いっちゃんは冷房は好きじゃなかったけどな。
らくはぶ厚い腹肉があるから暑がりなのか。

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らくさんや。
やけに安定の良いお座り姿ですね。
それも腹肉効果ですか？