ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

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長屋の門柱横の雑草を抜いたら土がヤワヤワになって、さっそくどこかの猫さんが、うんこをしていった。
幅わずか数センチしかない土部分なのに、よく見つけるもんだ。
おそるべし猫さんのトイレサーチ能力。


と感心したが、長屋の自宅警備員が嗅ぎつけると面倒なので、彼が寝ているあいだに片付け。
しばらく経って起きてきた警備員は、何も気がつかず。
良かった～。

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階段を降りていくと、こんな光景。

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このときラクシュミーはクッションの上で寝そべったままだったけど、いつもはソファ上の猫ベッドで寝ていることが多い。
でもって、ワタシが階段を降りていくと、ベッドから首を持ち上げてこっちを見る。
いつもソファに寄りかかって座っているくりくりも、こっちを見る。


つまり、ワタシが2階から降りるたびに、おっさんどもが一斉にジローっとこっちを見るんである。
で、ワタシが階段から降りきると、ニンゲンのおっさんもイエヤマネコのおっさんも、
「なんだカイヌシか・・・」
というつまんなそうな顔をして、またテレビを観たり寝たりする。

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なんで1階に降りるたびに、寄り添ったおっさん二人から闖入者を見るような目で見られなくてはならんの？
腑に落ちない。

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メーローきたー！
東京も暴風域の端っこに入り、昨夜からの大雨に続き、今朝はゴーゴーと風が吹き荒れる中、時おり「ガランガランガラン！」とか「ガッシャーン！」などというオトロシイ音も聞えてくるというのに

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ラクシュミーさんは余裕でグルーミング

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らくの左側は窓が開いてて、風がビュービュー入ってきているのに、ぜんぜん平気でお昼寝。

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台風一過の青空の下を、意気揚々と見回り

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今回の台風は、大きくて強いものだったという。
幸いにも長屋では、室内に入れてやれなかった植物の葉っぱや茎が多少ふっ飛んだくらいだったが、大きな被害があった地域も多い。
今回、うちはたまたま無事だったというだけで、今後、何があるかは分からない。
台風も地震も、豪雨も竜巻も怖い。


災害への備えとしても、らくや、少し痩せましょう。
体重が軽いほうが、俊敏に逃げられるよ。
万が一、家屋倒壊でもしたら、今のままじゃお腹がつっかえて、隙間をくぐって脱出できないかもしれないよ。
なによりも7.8kgを抱えて、走ったり飛び超えたりよじ登ったり泳いだりする自信が、ワタシにはない。
だから、らくや。
頑張ってダイエットしてください。

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・・・え？
ワタシ？

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えーと。
7.8kgの重りつき障害物＆サバイバルレースに備えて、ワタシが身体を鍛えておくべき・・・？


でもほんとのところは、イザとなったらラクシュミーは、カイヌシをドスドスと踏みつけて一人で逃げそうなんだよなあ。

昨日の写真。

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昨日はお天気だったけど、今日は1日中、雨が降ったり止んだり。
なんとなく気分が盛り下がる。
お留守番のらくさんも、丸くなって寝てばかりかも。


と思いつつ帰宅したら、らくさん、ちょーハイテンションで玄関先でゴロンゴロンゴロン！！
はいはい、ネコカン～。
らくのご飯への情熱の炎は、雨くらいではぜんぜん消えない。

今日のらくのお話し相手は、蝶々さん。

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らくさん、相変わらず情けない声だけど、いっしょけんめいしゃべってる。
何を話しているのかなあ。