ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

ヒトベッドの上で自宅警備員が任務を遂行したあとには

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シーツに茶色い何かが残されていることが多い。


うんこちゃんのカケラか、肛門腺液か。
カイヌシ、クンクンする気がないので未確認。
だってどちらにせよ、臭いに決まっているんだもん。

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肛門腺液は、その都度ジワーっと出てくるものなので、いくらお尻を拭き拭きしても予防するのは無理。
自宅警備員は1日に何度も任務を遂行するので、その度にシーツを交換するのも無理。


なので、毎晩1日1回、カイヌシが寝る前にだけシーツを取り替える。
シーツ交換して、手を洗ってサア寝ましょうとベッドに戻ってくると、またもや小さい茶色が付いていることもあるのだが、そんなときには上にタオルを敷いて、なかった事にして寝てしまう。


この猛暑はカンベンしてほしいけど、ほぼ毎日洗うシーツが、すぐに乾くことだけは助かっている。
（でも、こんなに暑くなくてもいいんだよー。）

朝５時半のラクシュミー。
カイヌシが起きたら、らくも迷惑そうに目を開けて

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眠そうにチラッとこちらを見て、また寝た。


天気予報によると、今日の最高気温は32℃の予想なので、迷うことなく冷房をオン。
写真のらくの後ろの窓は西向きなので、防音・遮光カーテンを閉めたまま。
南側の窓は、今は太陽の位置が高いからあまり直射は入らないので、レースのカーテンだけ閉めたままに。


もしこの部屋が冷え過ぎたら、自分で移動するだろう。
猫は居心地の良い場所を見つける天才ですから。


イエヤマネコも猫のうち。
らくや。
信用しているからね！

朝っぱらから、らくがいないー、らくがいないーと捜し回ったら、

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こんなところに。

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お風呂場は涼しいですか？


らくは夏になるとたま〜に、お風呂場で寝そべっていることがある。
いっちゃんは風呂場には絶対に足を踏み入れなかった。
いっちゃんは、ノミがついたことがあって、小さかった頃は洗面器で、大きくなってからはワタシと一緒にバスタブにつかりながらノミ取りをしていたので、そのトラウマと思う。


らくはノミがついたこともなく、シャンプーしたこともない。
だからお風呂場が怖くないのだろう。
排水うず巻きショーが見られるから、お風呂場はむしろ、楽しい場所のはず。


ああでも、らくをシャンプーしなきゃならない羽目になったらイヤだなあ。
いっちゃんは「なにすんのー！ぎゃおおおおおおおおーす！」
と大鳴きはしたけれど、基本的にはされるがまま、手足を突っ張っる程度の抵抗はしたけれど、暴れるということはなかった。


らくはねー。
イエヤマネコをシャンプー。
ああ、考えるだけでイヤだ。
カイヌシは流血、らくは体中泡だらけのままお風呂場から飛び出して、飛沫を撒き散らしながら家中を走り回ったあげく、ややこしい隙間に篭城するに違いない。


らくや。
お風呂場で涼むのはいいけれど、シャンプー必須のような状況は避けような。
お互いのために。

昨夜、ワタシが寝るときには、こんなんだったイエヤマネコ。

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ラクシュミーを踏まないように、身体のあっちを捻りこっちを縮めてという高度な寝技が要求されたけど、平和な夜だった。


平和に一緒に何時間か眠ったのち、目が覚めたらしいラクシュミーがドカドカ暴れている音に、カイヌシ、うっすら意識が戻りつつもその度にまた寝てしまう。
しかし何回目かのドカドカのとき、ワタシの顔の横に「ドッスーン！」と飛び乗ったラクシュミーが、耳元で「ケコッ、ケコッ、ケコッ」とやりはじめ、反射的にうわっと起き上がった。


その直後、らくさん、盛大に猫缶をケー×３回。
ひー。
間一髪、アブナイところだった。
あと一瞬、起き上がるのが遅かったら、顔面に直撃するところであった。


あんまり眠いので、適当にケーを拭きとって寝てしまおうかと思ったが、拭いただけでは生臭くて無理だった。
空がうっすらブルーに染まる夜明け前に、シーツを交換。
時計をみると、あと３時間は寝れる時間だったので、２度寝。


朝起きてから、一応ラクシュミーに苦情を伝える。


「カイヌシの顔めがけてケーするのはヤメテください。」

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カイヌシ、大きめのスーパーにお買い物に。
イエヤマネコのペットシーツと、消臭剤やら除菌剤やらと、懲りずに『７歳以上のシニア猫用』『ドスコイ猫用』などの猫缶をドカドカお買い上げ。
次に別の階で、カイヌシ用の食料品を慎ましく購入。


毎回のことだけど、カイヌシ用２人分の物よりも、イエヤマネコ用の買い物のほうが高くなる。
ペットシーツの大量消費がなければ、そうでもないんだが。


もうほんと、地上50階くらいの部屋に家移りしようかな。

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