ぎゃおす王国記～ラクシュミーの王様への道

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皆さまと皆さまの猫さんにとって、平穏無事な夏でありますように。

ちょっと目を放した隙に、また洗濯物を乗っ取られた。

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落ち着いちゃってるし。

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返してください。

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洗濯物を引っ張ったら、猫パンチされてカイヌシ流血。
ツメが刺さったよー。


で、あきらめた。
服や下着は回収できたし、マットとバスタオルだけだからいいや。
バスタオルは猫ベッド用だから、好きなだけ毛だらけにしてください。


カイヌシが引いたら、らくさん、勝利宣言で押さえ込んでるマットをザーリザーリと舐めまわしていたのだが、
突然こんな顔になった。

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マットの繊維が、口の中に貼り付いたらしい。

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らくや。
水を飲んだらイイんじゃないの？
って、お水を出前したけれど、
「いらない、みょん」と言うので、放っておいた。
自分でなんとかするのでしょう。

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しばらくしたら、治まった。

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良かったね。


それにしても、らくの顔って。
あっーはっはっはっはー！！

颯爽とベランダに飛び出していって

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あっというまに戻ってきたラクシュミーさん。

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日陰を歩くのは賢い。

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雨だと外に出られないし、晴れても暑すぎて出られない。
夏の見回りは難しい。


室内から高みの見物がいいんじゃないでしょうか。

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ねー。

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午後は涼しい1階でお昼寝。

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らくはけっこう幸せなんじゃないか？と思うのだが。
ヒト語をしゃべらないので、ほんとのところは分からないな。
らくが「あ～、オレさまは幸せみょ～ん。」って感じるのって、どんなときなんだろう。


そもそもネコに、『幸せ』なんていう抽象的な概念はあるのかなあ。
ない気がするなあ。
どんなに恵まれていても『シアワセ』って感じることは特になく、好ましくない状況のときでも『フコーだ！』と嘆くこともなく。
好ましくない状況のときには全力で打開しようとしたり、逃げたり、あるいはじっと耐えたりするだけだろうし、恵まれたときにはノホホンと享受するだけ。
いちいち『シアワセ』だの『フコー』だのとは考えてなさそうだ。


ていうか、ほとんど何も考えていないように見えるけど。
くりくりは、「らくは、バカカイヌシには分からないような、深遠な哲学を考察しているんだ。」って言うけど。
そうなの？

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お外を見ている横顔。

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ズームしてみよう。

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さらにズーム。

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目つきが～。


らくは、奥目＆虹彩が小さいので、角度によってはこんな怖い顔になってしまう。
ヤクザ猫のように見えるけど、素人さんだよー。
・・・と、カイヌシは思っているのだが・・・。
そうだよね？
らくや。
アナタ、カイヌシに内緒で、よそのコをカツアゲとかしてないよね？

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このあとらくさん、キャットニップを口に咥えて振り回し、ボロボロにしていた。
相変わらずの、過激な愛の表現。