しかしなかなかトイレの現場を押さえられず、採尿できそうなときにはいつも病院の診察時間外だったりで機会を逃し続けていたが、今日の朝9時、ザッザッザ~という音がしたので納戸を覗くと(らくのトイレは納戸にある)、らくさん、今まさにおしっこをしようと構えたところだった。
千載一遇のチャンス!
お尻の下に紙コップを差し込むと、ぜんぜん気にするふうもなく、しょんしょんしょ~んとコップの中にしてくれた。
ラップで蓋をして、採れたてを動物病院へ。
結果は
比重 >1.04
潜血 -
ビリルビン -
ウロビリノーゲン -
タンパク質 15±
ブドウ糖 -
ph 7
結晶、にごりなどもなし。
な~んにも異常なし。心配なし。
一時期ずっと出ていたタンパクも、大丈夫だそう。
良かった~。
タンパクは、今まで+とか++とかだったけど、今日のは15±という数字と記号になっている。
0じゃなくて15ってことは、出ているんじゃないの?と気になったので、ちょっと調べた。
微量なタンパクなら尿検査スティックに反応しないので、+とか++という反応が出るということは、正常とはいえない量のタンパクが出ているということらしい。
で、15というのは、数値で表す試験紙もあるようなのだが(違うかも・・・)、並び方は
『 痕跡あり 30 100 300 1000以上 mg/dl 』
となっている。
今日使ったのは15という数字もあるスティックなのか?
±というのは擬陽性らしいので、『もしかしたら、ちょっと出てるかも』くらいの数値ってこと?
少ないことは少ないのだろうが、どんなに少量でもタンパクが出ていたらイカンのでは?
とワタクシ思っていたのだけど、猫さんはそうでもないらしい(ニンゲンは少量でも出ていたらイカンそうだ)。
で、猫さんの尿とタンパクについてナナメに検索していたときに、「へぇ~」な記事を見つけた。
猫さんの、くっさいおしっこの臭いの元は、コーキシンというタンパク質の一種だそうだ。
2003年にネコの尿中より発見された新規タンパク質で、猫は好奇心が強いので『コーキシン』と名づけられたという。
わはは。
好奇心。コーキシン。
わはははは~。
ってことからも、猫さんの尿にはある程度のタンパク質が含まれているのが正解のようだけど、++とか大量のタンパクが出ていたら、あんまりオッケじゃないってこと?
でもってらくの15±は、問題なしってことかな。
獣医さんが、おしっこに関しては心配なことは何もないと言っていたのだから、大丈夫なのだろう。
ああ良かった。
たかが尿検査だけど、すっごくどきどきした。
●参考にさせていただいたサイト様●
コーキシンについてのページ
コーキシンを応用した、ネコ腎臓病診断マーカーについて